生涯教育研修・一般教育研修課程：臨床専門教科
奈良県臨床衛生検査技師会では、新たな試みといたしまして、昨年度から、電子メールを用いた研修会を行っております。
昨年は「リスクマネージメント入門」を行いました。本年も引き続き、リスクマネージメント入門を行います。また、本年度は、さらにリスクマネージメント分析法にテーマを当て、「リスクマネージメント入門 分析法」というテーマにて開催いたします。
ご参加希望の方は、下記実施要項を良くお読みいただき、下記アドレスまで、直接お申し込みください。
なお、５月１日以降も、第１回からの受講が可能です。お申し込みいただいた会員のみなさまには、第１回から資料を送付させていただきます。
また、昨年度受講されました会員の方は、お申し込みは不要です。本年度も第１回より送付させていただきます（メールアドレスの変更、または参加されない場合はご連絡いただけましたら幸いです）。.
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開催にあたり
今日、社会生活を営むうえで、最も重要なものは安全の確保であるといっても過言ではありません。企業をはじめとする組織にとって、安全対策の欠陥による事故の発生は、当事者間での紛争に発展するばかりでなく、社会全般への信用を著しくきずつける結果となります。この１年間においても、食品産業、公共交通機関、原子エネルギー関連企業、そして医療機関等と、事故の発生はとどまるところを知りません。
とくに、医療機関における事故は、直接、生命に影響を与えることが少なくありません。
さて、わが国の医療事故においては、（財）日本医療機能評価機構医療事故センター医療事故防止事業部が、現在、医療事故情報収集等事業を実施し、分析結果を報告するとともに、医療安全情報を定期的に公表しています。また、最近では、４月２０日、医療版の事故調査委員会創設に向けて、厚生労働省の初会合が開催されたと報道がありました。
このような医療の安全確保に対する大きな取り組みを基盤において、臨床検査部門から安全対策を発信できる体制がぜひとも必要と考え、昨年度から「臨床検査を考える リスクマネージメント入門」と題して、安全対策の基本的な考え方について研修会を企画してきました。本年度は、これをもとに、具体的な分析法について、みなさまと一緒に考えたいと思っております。
Ｅメールを利用した研修会ですので、研修期間中であれば、いつでも、どこからでも参加できます。そして、多いに、意見を交わしましょう。
（社）奈良県臨床衛生検査技師会 学術部 検査総合管理部門 部門長 高部弘司
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