各部局1年のまとめ

渉外部

前川芳明

渉外部は3つの目標を立て,事業は委員会を設けて遂行しました.

1.自らの資質を向上させるための事業(生涯教育研修)
   「生涯教育研修委員会」および「学術部研究班報告」を参照ください.

2.医療および公衆衛生の向上に寄与できる事業(法人として活動)
  「講演会企画委員会報告」を参照ください.

3.お互いの職種を理解するための取り組み(コ・メディカルとの協調)
  「橿原市健康福祉まつり」および「なら糖尿病デー2001」報告を参照ください.


学術部

猪木 正允

 平成12年度〜13年度と学術部を担当してきましたが、今年度で最後の年度となりました。近年、医療界を取りまく環境は大変厳しく成ってきております。学術部としてもacademicなことだけではなく、日臨技、近臨技、政治連盟とcontactをとりながら活動していさたいと考えています。平成13年度のまとめとしましては、4月15日に第18回奈良県医学検査学会を奈良県立医科大学で開催し、4演題の発表がありました。発表数は少ないですが中身の充実したものであり、演者の研究努力がうかがわれたものばかりでありました。次に5月24日〜26日第50回日本医学検査学が、東京国際フォーラムで開催され、メインテーマは「新たなる出発」で当会から部門別検査研究班報告1題、一般演題6題、総数7題の発表を行いました。10月27日〜28日第41回近畿医学検査学会が神戸国際会議場で開催され、当会より教育カンフアレンス1題、フォーラム2題、シンポジウム3題、一般演題20題、総数26題の発表がありました。各研究班活動については、生涯教育研修事業と連携して充実した事業を行えたと思っています。
又研究班再編については奈臨技も14年度からは5部門23分野で活動して行きたいと思っています。奈良県医学検査学会の企画も一般演題だけではなく、シンポジュームや特別講演会もしていきたいと考えています。又、H14年度からは診療報酬や検査実施料の引き下げ、介護保険やDRG/PPSの導入、検査データの共有化が叫ばれています。これらに対応するためにも、各研究班や精度管理事業堆進委員会は、この問題を真摯に考えて対応して行かなければならないと思っています。詳細については各研究班報告や精度管理事業准進報告の項を参照してください。これからも学術部として全力投球で頑張りたいと思っていますので、会員の方々の絶大なる御協力をお願い致します


事務局

木田 光雄

 はや年度末を迎えることとなりこの1年間のまとめにとりかかっているところです。大過なく今日を迎えられましたのも皆様のご協力の賜と感謝いたしております。
 本年度は奈臨技創立45周年・法人設立15周年にあたり、5年周期目でもあり記念式典と記念講演会のみを行いました。創立50周年には盛大に挙行されることと思います。今回、5名の知事表彰をいただきました。
昨年12月には当技師会に対し県より公益法人の立入監査が行われました。会の運営状況から会計収支にいたるまで監査いただき、奈臨技監査役に技師会員以外の外部の人材を登用することなど若干の指導をいただきましたが、概ね良好の評価をいただきました。特に技師会が行っております講演会はじめ、各種の学術活動には高い評価をされておられました。また、当会のインターネットホームページもご覧いただいており良い評価をいただきました。
前回の総会時に提案されました地区再編も委員会を設け、種々検討いただき次回の総会にて決定、承認をいただく予定でおります。
平成14年度奈臨技の予算編成は、現行の会費では非常に難しく、特別会計からの補填を余儀なくされることとなろうかと思います。次の総会でご審議いただき平成15年度より会費の値上げをお願いいたしたく思っております。相当な緊縮予算になりますが、社団法人としての体面は守らねばならず、皆様にはご負担をおかけすることになりますがご理解の上ご協力をお願い申し上げます。


組織法規部

増谷 喬之

 平成13年度組織法規部の活動は、昨年6月から12月まで約6ケ月間に亘る各施設でのインシデント・レポート実態調査であります。
 奈臨技インシデント・リポート実態調査には、33施設の協力を頂き、平成14年1月21日現在、200件を越す、報告を頂いております。現在、施設調査を含め、データー入力、まとめ方、さらにどの様な形で会員施設ヘフィードバックするか、会員施設の皆様が経験された貴重な資料を、少しでも医療事故防止に役立つものとさせて頂くため、データー入力に取組中であります。会誌「まほろば」が発刊される3月にはある程度まとまっていると思います。報告されたインシデント・リポートの内容を拝見していますと、各施設で様々な事例のヒヤリ・ハットに遭遇されており、この資料を如何に上手くまとめて行くか難問であります。しかし医療現場にはミスが有り得る事を前提とした、安全対策の構築および事故防止への一助となるよう、提供して頂いた資料を、まとめて行きたいと思っております。
 医療事故の防止は、単に事故の発生を如何に防止するかという事のみに終始する問題でなく、医療全体の質の向上という大きな視点に立ち、患者を中心とした様々な職種が、より効率的な連携を持って、取り組みして行かなければならないと思います。
 貴重な資料提供ならびにご協力いただきました施設担当者の皆様に厚くお礼申し上げます。


事 業 部

倉本 哲央

 事業部としてこの平成13年度における活動は、(財)奈良県健康づくりセンターの健診事業への協力が主であった。地臨技の無料職業紹介事業が禁止され(平成11年2月、発令307号)たことにより非常勤を中心としたリアルタイムに各施設で必要な場合には奈臨技のインターネットを通じて紹介していたが、殆ど非会員よりの問い合わせが多かった。そのため奈臨技の会員に加盟するよう堆進していたが、会員への加入が少なく、今後の課題としたい。
 日臨技による平成12年度の無料職業紹介事業としての奈良県の状況は求職が15名、求人が8名で全国レベルでは上位12番目で、多い方であった。
 次に日臨技の過去4年間の求職、就職先の状況だが、他の職種と同様にリストラ等が厳しくなっており、特に平成13年度は検体部門の外注委託だけでなく、生理検査を中心とした人材派遣会社が多くなってきており、日臨技の社団法人技師会だけでなく、技師連盟等を通じて臨床検査技師の身分の在り方について、組織力を強化していただきたい。
 今後も、事業部は奈臨技の渉法部、組織調査部を中心とした活動を側面から支援する方針であります。


広報部

稲垣 明

 広報担当の任期も最後になりましたが、本年度も昨年度に引き続き「奈臨技ニュ−ス」を月1回、「会員名簿」を1冊、会誌「まほろば」を2冊発刊しました。この間、会員の皆様の暖かいご支援のおかげで、何とか任務を果たすことができました。
 「奈臨技ニュ−ス」については、技師会の行事と生涯教育研修のお知らせをメインに編集してきましたが、もう少し何か会員の皆様が必要としているものがあるのではないか、何か抜けているものがあるのではないかと気になっていました。結局いい案が浮かばずじまいで何かやり残した気分です。良い案や意見がありましたら後任者に引継たいと思いますのでお知らせ下さい。
 「会員名簿」については、一部に間違い等がありました。また、なるべく年度の早い時期に発刊したいと思い努力しましたが遅くなりました。年度の途中で入会される方もおられるため、発刊時期がなかなか難しいところです。
 「まほろば」は、原稿の執筆の依頼に無理を承知でお願いした方も多くおられます。快く引き受けて下さった方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。今まで原稿を依頼されても乗り気でなかった自分を反省しています。「まほろば」は会員の皆様の機関誌です。皆様の投稿によって成り立っていますので、積極的なご投稿をお待ちしています。合わせて広報部に対するご支援、ご意見、ご希望もお寄せ下さると幸いです。


福利厚生部

辻村明美

世界中で様々な事件の起こった2001年でした。日本においても不況は長引き、平成14年度の医療制度改革もマイナスに向けて確実に進んでおります。
このような状況の中で我々検査技師会活動の福利厚生の果たす役割は会員相互の親睦、交流を図る為に大切な事業と考えています。
2001年は6月にボウリング大会を開催し、賛助会員29名、会員技師35名計64名と盛況下で開く事が出来ました。
12月のワインパーティーも大勢の賛助会員の方々に参加していただきました。
又スキー同好会にも奈良医大の森嶋さんの企画により、多数の方の参加で行われました。しかし残念ながらゴルフは一時中断となっております。
平成14年度の福利厚生事業は厳しい予算状況の折、年1回の行事を開催する事となりました。今までよく使用しておりましたタイガーボウルも3月で閉鎖となりますので、ボウリング以外で、多数の方が参加できる行事を会員皆さんの意見を集め、開催できたらと思っています。要望・意見を福利厚生までお寄せ下さい。
 又会員の慶弔に関してもご連絡下さい。今後も会員皆さんの活発な参加をお願いします。