済生会中和病院

小西 加代子

済生会中和病院は、昭和296月に創立し、現在、“地域の医療と福祉を支える済生会”を基本理念として活動しています。

私が就職した頃はまだそんなに大きな病院ではなく、診療科は4つで病床数も150床程でした。それから30年近くの間に、大きな改築を2度行い、今や診療科は13で病床数は348床となっています。また平成178月には病院機能評価の認定を受けました。

【所在地】 奈良県櫻井市阿部323番地

【診療科】 内科・外科・整形外科・泌尿器科・小児科・脳神経外科・眼科・産婦人科・

      耳鼻咽喉科・放射線科・リハビリテーション科・皮膚科・麻酔科

体制としては、臨床病理部長の下、中央臨床検査室と臨床病理室からなります。中央検査室も、約30年前は男3名女4名の計7名でしたが、現在は男7名女3名の計10名と、週2回パートの技師1名にて日々検査をおこなっています。また、臨床病理室は、病理部長と助手2名にて、病理検査・細胞診検査・迅速凍結切片などを行っています。

中央検査室では、平成169月からオーダーリングシステムが導入され、検体検査の大半をバーコード運用となっており、一般・生化学・血液・輸血・免疫・凝固検査と一通りの分野を実施しています。生理検査においては、循環器・呼吸機能・脳波・耳鼻科検査を実施しています。その他に、週3回、月・水・金の午前中のみ、女性技師1名が採血室の応援に出向き、採血業務にも携わっています。

時間外業務は、輪番では、日・当直体制で、輪番以外の日はオンコールでの呼び出しにて24時間対応を実施しています。

その他には、検査室が主催する臨床検査適正化検討委員会を定期的に開催し、検査の改善、向上を図り、さらには、感染対策委員会・クリニカルパス・輸血療法委員会・褥瘡対策委員会・NSTなどの各委員会やグループ医療にも積極的に参加し、他部門との連携を深め活躍の場を広めています。

これからは、人事考課や、病院機能評価Ver5に向けて、ますます職員全体の仕事に対する姿勢が問われることと思います。スタッフ一丸となって前進していきたいものです。