奈臨技ニュース
平成21年2月号 第177号 2009年 2月 1日 |
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期 日 | 平成21年5月17日(日曜日) |
会 場 | 奈良県立医科大学 厳橿会館 3階研修室 |
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1.一般演題 : 公募 | |
2.奈臨技要望演題 : 検査研究部門より3題、北部地区より1題 | |
. | テーマ『基礎、知って得する臨床検査』 |
3.シンポジウム | |
『グラム染色』(仮題) | |
4.特別講演 | |
『こころ元気に!』(仮題) | |
こころ元気研究所 鎌田 敏先生
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【一般演題申込方法】 | 申込期日:平成21年1月10日〜3月14日 |
申込先 : |
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【抄録原稿作成方法】 |
用紙サイズ: A4(縦) |
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第5回 近臨技臨床化学検査実技研修会のご案内 |
日臨技研修 基礎教科‐20点 |
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※ 当日併設しています研修会にも奮ってご参加下さい!!
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梁 美和先生の講演会抄録
*メタボリックシンドロ−ムと病気(心筋梗塞から認知症、癌まで)*
食生活の欧米化や運動不足にともない、わが国の肥満人口は若い女性を除いては増え続けています。メディアをにぎわしているメタボリックシンドロームですが、これは単に肥満でお腹周りが大きいという というのではなく、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの動脈硬化の病気を起こす危険性が非常に高い状態であるということです。心筋梗塞や脳卒中はわが国の全死因の30%を占めており、たとえ死に至らなくても重大な後遺症を残すことが多いのです。肥満だからといって必ずしも病気ということではありませんので、そのなかでもこのような重大な病気を引き起こす危ない肥満の見極めが大切です。一方、動脈硬化で血管がかなり狭くなっても自覚症状がないことが多いので、肥満で危険因子があるヒトは減量による改善を目指すと共に、動脈硬化の有無について調べる検査を受けるのが非常に重要です。減量しても危険因子が改善しないヒト、すでに動脈硬化が進んでいるヒトには積極的な治療が必要となります。
また、高齢者の認知症に対する予防や治療が大きな医療・社会問題となっていますが、認知症のうち、脳血管性の認知症のみならずアルツハイマー型の認知症も中年期からの肥満、メタボリックシンドロームが重大な危険因子であり、発症後の肥満も病態を悪化させることが明らかになってきました。さらに、最近では肥満は多くの種類の癌と関係があること、適正な体重を維持することが癌予防に有効であることが報告されています。
このように肥満、メタボリックシンドロームは多くの重大な病気と関係しますので、肥満を是正する意義ははかり知れません。
某自治体職員の健診で、積極的な保健指導を行ってメタボリックシンドロームが毎年減少の一途をたどり、心筋梗塞や脳卒中の発症が激減した成果についても紹介いたします。
初めての公開講座形式で広く一般の方々にも参加もしていただきます。内容は話題となっている『新型インフルエンザ』を取り上げ、「季節に関係なく流行する新型インフルエンザ 〜パンデミックインフルエンザに生き残るための正しい知識〜」と題して、株式会社エスアールエルの飯田 慶治先生に御講演を頂きます。 H5N1型鳥インフルエンザの変異によるところの『新型インフルエンザ』は、かつてない人類の脅威となりつつあるとされ、世界的流行(パンデミック)が起これば、膨大な感染者と死者が出ると予想されています。公開講座にすることにより、より多くの皆様方に啓蒙、啓発できればと願っています。会員のみならず会員施設の方々、並びに一般の方々にもご案内いただき、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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2月 |
行事(略) |
担当 |
2月 |
行事(略) |
担当 |
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1 |
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15 |
日 |
腹部・消化管超音波検査ライブデモ研修会 |
画像 |
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メタボ対策実践研修会 ランチョンセミナー |
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公開講演会『メタボリックシンドロームと病気』 |
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2 |
月 |
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月 |
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3 |
火 |
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火 |
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4 |
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水 |
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木 |
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金 |
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金 |
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7 |
土 |
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21 |
土 |
悪性リンパ腫の血液像と細胞診像 |
病理細胞診 |
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8 |
日 |
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日 |
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月 |
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火 |
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水 |
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水 |
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木 |
心電図定期勉強会 |
機能 |
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木 |
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金 |
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土 |
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