会員ページトップへ
ホームページへ

奈臨技ニュース
平成21年3月号
第178号 2009年 3月 1日

.

 第26回奈良県医学検査学会のご案内と演題募集 

期 日 平成21年5月17日(日曜日)
会 場 奈良県立医科大学 厳橿会館 3階研修室
.
1.一般演題    : 公募
2.奈臨技要望演題 : 検査研究部門より3題、北部地区より1題
. テーマ『基礎、知って得する臨床検査』
3.シンポジウム
『グラム染色』(仮題)
4.特別講演
『こころ元気に!』(仮題) 
こころ元気研究所 鎌田 敏先生
.
【一般演題申込方法】 申込期日:平成21年1月10日〜3月14日

申込先 : 
奈臨技学術部長 梅木 弥生
県立奈良病院 中央臨床検査部 〒631-0846 奈良市平松1-30-1
TEL 0742-46-6001 e-mail y-umeki@m3.kcn.ne.jp 

【抄録原稿作成方法】

用紙サイズ: A4(縦)
Windows Word形式で余白は上30mm、左右14mm、下25mm
タ イ ト ル:フォント14ポイント、太字、MSゴシック
氏名、所属 :フォント10.5ポイント、MS明朝、本文右上
本 文  :フォント10.5ポイント、MS明朝、26×36行×2段組
※打ち出し例とフロッピーディスクまたはメールで送付してください




<学会・研修会だより>



   今回は1月29日〜31日に鹿児島で開催された、2009年JASPEN参加記を紹介させていただきます。


* 2009日本静脈経腸栄養学会に参加して *

【日本静脈経腸栄養学会(JASPEN)とは】

 2003年岩手で開催されたJASPENに参加してから、私のNST活動が始まりました。

JASPENの目的は「広く基礎的・臨床的静脈栄養法および経腸栄養法を主とした臨床栄養に関する研究と知識の交流を図り、国民の福祉に寄与すること」です(JASPEN HPより抜粋)。2006年制定の栄養管理加算は、JASPENが厚生労働省へ働きかけたことで成立し、この加算により我々のNST活動が報われました。

【鹿児島への行路】

 鹿児島出発当日、我々は天理から伊丹空港行きのリムジンバスに悠々と乗り込みました。

天気は曇りでしたが、初めて鹿児島へ行くので胸躍らせていました。朝6:50にバスが天理駅を出発し、30分ぐらいたった頃に運転手が無線のやり取りを頻繁に行い始めました。 しばらくしてもう1人のバス会社の方が「ええっ」と声を上げ、阪奈道路が事故で通行止めだという事でした。空港へ定刻に着かないと告げられ、近鉄奈良駅に7:30頃到着すると、電車で行ける方は降りて下さいとアナウンスされました。飛行機の時間に余裕をもっていた私達は、「まっ少しくらい遅れても大丈夫だろう」と思っていましたが、バス会社の判断は大幅に時間が遅れるということで、バスに乗っている全員を降ろすということでした。前途多難でした。

【鹿児島へ到着】

鹿児島空港到着後、バスで空港から鹿児島駅へ60分かけて到着しました。ほっとしたもの束の間、鹿児島駅に着いても右も左もわかりません。鹿児島市内は路面電車や市内循環バスが行きかい大変便利ですが、地名がわからないのでどのバスに乗ればよいのか分かりません。学会誌の会場案内図を頼りにバスに乗り込むと、同乗者に学会に参加すると思われる人たちが5〜6人乗っていたので安心しました。しかし県庁の職員さんだったらしく、県庁前の停留所で降りてしまいました。私達はそのままバスに乗り、気がつくと港に着いていました。天気は曇りから雨に変わり、港からは桜島が見えていました。あわててバスの運転手に会場への行き方をたずねると、この停留所で待つように言われました。後ろを振り返ると、同じ境遇の男性が1人立っておられました。しばらく小雨の中待っていると、バスが一台やってきました。「あれじゃないよね、あのバスはまた戻るバスだよね」と相談していると、さっき後ろにいた男性がバスに乗り込もうとしていました。「違いますよ、そのバスは。」と声をかけるとその男性はお礼をいわれました。旅は人情と助けいです。そして1人で来ていたらあの男性同様、会場に着けなかったと思います。

【会場風景】

 やっとの思いで会場に着くと、まともに眼を開けることができません。今から思えばあれは、火山灰が舞っていて丁度桜島が噴火する前ぶれだったと思います。学会開催前日にもかかわらず、たくさんの人が会場に来ていました。毎年学会の参加人数が増加し、満足に口演を聞く事ができないため、今回は会場が3つに分かれていました。しかし到着が遅かったのか既に混雑しており、初日は会場の確認とブース見学で疲れきってしまいました。

【専門療養士スキルアップセミナー】

 学会最終日、朝9時から16時までホテルの一室で缶詰状態となり症例検討を行うセミナーに参加しました。参加人数は全部で14人。管理栄養士、薬剤師、看護師、臨床検査技師のメディカルスタッフが2〜3人ずついました。一番多く参加されていた職種は管理栄養士でした。

セミナーはグループワーク形式で、2グループに分かれアドバイザーが2人ずつ入られました。私はアドバイザーとして管理栄養士の足立加代子先生がおられたグループで、ワークショップをする事ととなり大変貴重な時間を過ごす事ができました。NSTをはじめた頃、足立先生の講演を東京まで1人で受講したことがありました。その時は100人のうちの1人ぐらいでしたが、今回は7人のうちの1人だったので得した気分になりました。久々にお会いした先生はパワー衰えずといった感じで、取り上げた症例の経腸栄養の方法について的確なアドバイスを与えてくださいました。また参加された方々は、さすがにNSTとして活躍されておられる方ばかりでワークショップは大いに盛り上がりました。このセミナーに参加してこれからのNST活動に、大きな活力をもらった気がしました。

 ワークショップで仲良くなれた地元の管理栄養士さんに、鹿児島空港まで送っていただき、バスに乗ることなく、無事に鹿児島空港に着く事ができ本当に感謝しました。鹿児島県民の皆様は、本当に暖かいと感じた学会でした。                    

(文責 天理よろづ相談所病院 杉村 充子)




<第4回近畿医療フォーラム開催のご案内>

主 催

近畿臨床検査技師会 (共催)株式会社エスアールエル
日 時 平成21年4月4日(土) 15:00〜17:00
場 所 大阪府病院年金会館 ≪コンベンションルーム≫ 大阪市天王寺区六万体町4-11
(大阪市営地下鉄谷町線「四天王寺前夕日が丘」3番出口より徒歩1分)
参加費 無料
テーマ 「季節に関係なく流行する新型インフルエンザ  
 〜パンデミックインフルエンザに生き残るための正しい知識〜 」
<日臨技生涯研修 基礎20点>
講 師 飯田 慶治 先生 (株式会社エスアールエル 感染免疫部感染症特殊検査課)



<平成20年度 奈臨技 一般・新人研修会 と 第2回総会>

日 時 平成21年3月14日(土)  14: 00〜(研修)  16:00〜(第2回総会)
場 所 奈良県立医科大学 一般第1講義室

 【当日出席できない方は、必ず委任状の提出をお願いいたします。】                             



生涯教育研修会のお知らせ

CLSIの最新ドキュメントについて    〔 専門-20 〕

講 師 :栄研化学株式会社(学術担当)

日 時 :平成21年3月13日(金)18時30分〜20時00分 
会 場 :県立医科大学附属病院 中央臨床検査部 技局

担 当 :微生物検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500)   

【要旨】
CLSIの最新ドキュメントについて、過去数年の重要菌種に関する改定点も含め報告して頂く予定です。会の終了後に、次回研究班のテーマである血液培養について、アンケート調査実施させて頂きたいと思っております。

【問い合わせ先】 
小泉 章(県立医科大学附属病院 微生物検査室)  Tel 0744-22-3051(3243) 



臨床検査自動分析装置に供給する純水の基礎知識  〔 専門-20 〕

講 師 :金沢 旬宣 氏(日本ミリポア株式会社 ラボラトリーウォーター事業本部マーケティング部) 

日 時 :平成21年3月27日(金)18時30分〜20時00分 
会 場 :天理市立病院 5階会議室

担 当 :臨床化学検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
現在自動分析装置に純水は無くてはならないものです。しかし皆さんはどれぐらい純水について知識があるでしょうか。気がつけば純水タンクがヌルヌルしていた経験はありませんか?今回純水について基礎から日頃の注意点、過去にあったトラブル事例などを話ししてもらい日頃注意することなどを把握したいと思います。

【問い合わせ先】 
猪田 猛久(天理よろづ相談所病院 臨床病理部) Tel 0743-63-5611(7441)
e-mail  ida@tenriyorozu-hp.or.jp 



平成20年度奈臨技サーベイ検討会         〔 専門-20 〕
(感染症項目・日臨技サーベイの報告を含む)

講 師 :河野 久 会員 (天理よろづ相談所病院)

日 時 :平成21年3月27日(金)18時30分〜20時00分 
会 場 :県立医科大学附属病院 中央臨床検査部 技局

担 当 :免疫検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
平成20年度の奈臨技サーベイ(感染項目)の検討会と日臨技サーベイの報告を行います。又、サーベイ検討会に引き続き、オーソ・クリニカルダイアグノスティックスの服部俊一氏を御招きし、HCV・HIV検査に関連した最近の情報をお話頂きます。この機会に様々な質問に答えて頂ける事と思います。

【問い合わせ先】
藪内 博史(県立医科大学附属病院 中央臨床検査部)
Tel 0744-22-3051 (3248) e-mail  hiroyabu@naramed-u.ac.jp



心電図定期勉強会(1)始めの一歩/正常の心電図 〔 専門-20 〕

講 師 :井上 清子 会員 (県立五條病院)

日 時 :平成21年4月9日(木)18時30分〜20時00分 
会 場 :県立医科大学 臨床医学校舎 大会議室

担 当 :機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
平成21年度の心電図定期勉強会は、月1回(全部で12回)、第2木曜日(8月は第3木曜日)に開催します。最初の勉強会では、心電図を始めるならこれだけは知っておきましょうという最も基礎となる内容を初心者にも分かりやすく説明していただきます。普段から検査していても意外と気づいていないこともあるかもしれませんので、この機会に是非参加していただければと思っています。

【問い合わせ先】 
吉田 和弘(済生会奈良病院 中央検査科)  Tel 0742-36-1881(334)
e-mail  sitsumontoiawase@yahoo.co.jp 



腹部超音波実技講習会 
〜腹部領域の血管系を中心に〜  〔 専門-20 〕


講 師 :北川 孝道 会員(天理よろづ相談所病院)   西岡 正彦 会員(大和高田市立病院)

日 時 :平成21年4月18日(土)14時00分〜17時00分 
会 場 :大和高田市立病院

担 当 :画像検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
「腹部超音波実技講習会」を開催します。今回は主に腹部の血管系を中心に基礎的な講義と簡単な実技を主とするものです。定員は10名、申込方法は「腹部血管超音波実技講習会受講希望」と書いて、会員番号、氏名、施設名、連絡先(TEL,FAX)、経験年数および希望内容を明記の上、e-mailまたは電話で申し込んでください。e-mailでお申し込み後、1週間経っても確認の返信がない場合は電話にてご連絡をお願い致します。申込締切は4月4日(土)としますが、定員になり次第締め切ります。

【問い合わせ先】
松下 陽子(天理よろづ相談所病院 臨床病理部)Tel 0743-63-5611 (8989)
e-mail   cp-us@tenriyorozu-hp.or.jp







職 場 紹 介
「済生会中和病院」


済生会中和病院 検査室  酒井 篤子

 当院は桜井駅より南西に15分程歩いた165号線沿いにあります。地域中核病院として桜井地区の方々により良い医療を提供できるよう頑張っております。検査室の役割は、第一には正確な検査デ−タ−を迅速に提供することですが、その他、各技師が色々な委員会などにかかわり活動中です。特に技師長は多くの委員会に引っ張り出され、中検に戻ってきては、大声で情報を提供してくれるチェック、アンド、アピ−ルマンです。技師長が休みの日は、検査室に入って来た他部署の人が「今日は、静かやな〜。もしかして、長、休み?」と言うぐらいです。何しろ、他部署への電話でも名前なしで通じるのは、この方ぐらいでしょうか?

ところで、スタッフの平均年齢は45.5歳ですから、微妙〜な結果判定にはル−ペは欠かせません。どのテ−ブルにもル−ペがゴロゴロ。それにしても、癒されるのは緑の観葉植物が何時も元気なこと。お世話は技師長と小西さん。女性は3人いるのですがこの方々の方が、上手なのです。どうしてなのでしょうか?一度、皆さん覗きに来られては?技師長の罵声がとんでいるかも?




** コラム ** 
「いまどきのパソコン事情」 

第1話
<ウイルスにご注意! その1>


天理よろづ相談所 医学研究所 第1研究室 大林 準

「ウー・ウー・ウー ウイルスに感染しています!」「ええー!!」今日もパソコンのサイレンが鳴り響きます。 
私の職場は医学研究所ですので、院内の様々な職種のかたに、研究発表に関するご相談やパソコンの使い方の指導をさせていただいております。さきほどのサイレンは・・・そうです。来室者のUSBメモリにウイルスが潜んでいたのでした。ご挨拶が遅れました。今回、奈臨技事務局から、「いまどきのパソコンに関してコラムを書いてほしい」との依頼があり、僭越ながら文章を掲載させていただくことになりました。よろしくお願いします。

最初は、「コンピュータ・ウイルス」のお話です。

いま、世間では、USBメモリに感染する、いわゆる「USBウイルス」がダントツに多く流行しています。このウイルスは、USBメモリに感染し、メモリ内に「autorun.inf」ファイルと「ウイルス自身」の2つのファイルをコピーします。autorun.infには、「ウイルスを動かしなさい」という命令文が書き込まれていて、USBメモリを挿すと自動的(auto)に動き出し(run)、ウイルスをコンピュータにコピーします。感染(コピーされた)したパソコンにもautorun.infは生成され、次のUSBメモリを待ちかまえているのです。そしてどんどん感染は拡大していきます。

このウイルスの性格は、「オンラインゲームのパスワード」をパソコンから盗み出すというものですが、ウイルスのせいでUSBメモリが壊れたり、中のファイルが見えなくなったりすることもあります。

今回はUSBウイルスの紹介のみになりましたが、次回からは、発見方法・駆除方法・予防法・ウイルスソフト、そしてその他のウイルスなどについて、少しずつお話をすすめていきます。

なお、お急ぎの方は、インターネットのGoogleという検索サイトで「mmvo」と入れてみてください。いろいろな情報が手に入ると思います。




奈臨技行事予定(3月)



3月

行事(略)

担当

3月

行事(略)

担当

1

 

 

16

 

 

2

 

 

17

 

 

3

腹部超音波定期勉強会

画像

18

 

 

4

 

 

19

 

 

5

 

 

20

 

 

6

 

 

21

 

 

7

心臓超音波実技講習会   
輸血検査初級実技講習会

機能
輸血

22

 

 

8

 

 

23

 

 

9

 

 

24

 

 

10

 

 

25

 

 

11

 

 

26

 

 

12

 

 

27

自動分析装置に供給する純水の基礎知識        H20奈臨技サーベイ検討会

臨床化学

微生物

13

CLSIの最新ドキュメントについて

微生物

28

 

 

14

平成20年度  第2回総会

 

29

近臨技臨床化学検査実技研修会

臨床化学

15

 

 

30

 

 

 

 

 

 

31

 

 


3月14日(土)は「平成20年度 第2回総会」が開催されます。



 2月15日に開催された公開講演会、併設された研修会も盛況のうちに無事終了しました。

メタボ対策実践研修会に広報からも参加し、運動療法指導士の辻 由美子先生指導のもと、普段運動不足の私たちも汗を流しました。心地良い汗で、毎日続ければ先生のようなスタイルになれるかな?

 花粉が悪さを働きはじめています。会員の皆さんも気をつけてください。

   広報一同





奈臨技・京臨技同好会スキーツアー 戸隠スキー場 ロッジぴこ 2009.1



* インターネット・ホームページ運営委員会からのお願い *

 いつも奈臨技ホームページを、ご愛用頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ努力しておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、優良ホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、TEL/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

インターネット・ホームページ運営委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)TEL/FAX 0743-62-0525 E-mail: info@naraamt.or.jp



会員ページトップへ
ホームページへ
臨床検査関連情報ページトップへ