会員ページトップへ
ホームページへ

奈臨技ニュース
平成21年 9月号
第184号 2009年 9月 1日


第2回 『グラム染色実技研修会』初心者コースのご案内



目 的 『鏡検の為の知識と技術』および『グラム染色所見の報告法』の習得
日 程 2009年10月3日、土曜日、14時〜18時

となっております。
詳細・お申し込みはこちらの「特設ページ」をご参照下さい。




生涯教育研修会のお知らせ


心電図定期勉強会(6)
−臨床工学技士がみる心臓−  〔 専門-20 〕

講 師 :柴田 正慶 会員(天理よろづ相談所病院)

日 時 :平成21年9月10日(木)18時30分〜20時00分 
会 場 :天理よろづ相談所病院 外来棟5F中会議室

担 当 :機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
心臓の検査には、臨床検査技師だけでなく、臨床工学技士も検査に携わっています。一般的には心電図が行われますが、さらに精査をする場合にカテーテルを使って検査をすることがあります。私たち臨床検査では覗けない色々な検査や場面、治療などを紹介してわかりやすく教えて頂きます。

【問い合わせ先】
吉田 和弘(済生会奈良病院) Tel 0742-36-1881 (334)
e-mail sitsumontoiawase@yahoo.co.jp



ベセスタシステムについて
(ASC−US、ASC−Hを中心に) 〔 専門-20 〕

講 師 :北 健二 講師(登録衛生検査所 協同病理)

日 時 :平成21年9月5日(土)14時00分〜17時00分 
会 場 :県立奈良病院中央臨床検査部 技局

担 当 :病理検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
細胞診の新しい判定基準のベセスタシステムについての解説および実際の導入方法等を教授していただきます。又、判定に苦慮するであろうASC−USとASC−Hの鑑別を中心に詳しく解説していただきます。細胞診検査分野との合同実施です。

【問い合わせ先】
辻野 秀夫(県立奈良病院) Tel 0742-46-6011
e-mail yotsuji2@m5.kcn.ne.jp



脳神経定期勉強会2〔 専門-20 〕

講 師 :原田 譲 会員(天理よろづ相談所病院)

日 時 :平成21年9月25日(金)18時30分〜19時30分 
会 場 :天理よろづ相談所病院 南別館2階 神経機能検査室

担 当 :神経検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
今回の脳神経定期勉強会は、初心者向けの勉強会で、脳波検査における他の生体情報(EOG、EMG、呼吸等)の同時記録法についてわかりやすく講義していただく予定です。

【問い合わせ先】
小林 昌弘(天理よろづ相談所病院)  Tel 0743-63-5611(8923)



病態から考える一般検査学総論 〔 専門-20 〕
〜これで解決!腎疾患!!〜 

講 師 :石川 正美 技師 (社会保険神戸中央病院)

日 時 :平成21年9月19日(土)15時30分〜18時00分 
会 場 :天理よろづ相談所病院 本院 南別館会議室

担 当 :一般検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
近年、認定一般検査技師制度が発足し、今年度は第4回目の認定試験が実施されます。一般検査は幅広い知識が求められる分野であります。今回は神戸から石川先生をお招きしまして総論的なお話をしていただきます。

【問い合わせ先】
中村 彰宏(天理よろづ相談所病院) Tel 0743-63-5611(8665)
e-mail nakamurium_a802@yahoo.co.jp



不規則抗体の基礎」〔 専門-20 〕

講 師 :川越 善子 会員(奈良県立奈良病院 中央臨床検査部)

日 時 :平成 21年9月25日(金)18時30分〜20時00分 
会 場 :天理よろづ相談所病院 南別館4階会議室

担 当 :輸血・移植検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】不規則抗体スクリーニングから同定までを症例を交えてわかりやすく説明して頂けると思います。開催場所ご注意ください。

【問い合わせ先】土屋 直道(天理よろづ相談所病院) Tel 0743-63-5611 (8615)
e-mail n.tsuchiya@tenriyorozu-hp.or.jp




心電図定期勉強会(7) 〔 専門-20 〕
−左脚ブロックと右脚ブロック

講 師 :井田 淳 会員(天理市立病院)

日 時 :平成 21年10月22日(木)18時30分〜20時00分
(台風接近のため、開催日が変更になりました。ご注意下さい。)
会 場 :天理市立病院 5階大会議室

担 当 :機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
心室内伝導障害には、普段の検査の中で左脚ブロックや右脚ブロックが良く見られます。これが代表的ですがその他にも、左前枝ブロックや後枝ブロックなど、刺激伝導系にまつわる伝導異常が今回の内容になります。脚ブロックは心室性期外収縮との鑑別が必要になる場合もあり、心電図の基礎である刺激伝導系について理解できる機会です。

【問い合わせ先】
吉田 和弘(済生会奈良病院) Tel 0742-36-1881(334)
e-mail sitsumontoiawase@yahoo.co.jp



脳神経定期勉強会3〔 専門-20 〕

講 師 :小林 昌弘 会員(天理よろづ相談所病院)

日 時 :平成21年10月30日(金)18時30分〜19時30分 
会 場 :天理よろづ相談所病院 南別館2階 神経機能検査室

担 当 :神経検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
今回の定期勉強会は、前回に引き続き実際に記録された脳波波形(正常波形、異常波形、アーチファクト等)を一緒に判読する予定です。また判読に苦慮する波形などございましたらお持ち寄り下さい。

【問い合わせ先】
小林 昌弘(天理よろづ相談所病院)  Tel 0743-63-5611(8923)





国内の臨床検査室で広く共有できる基準範囲の設定プロジェクト
全国で共有できる基準範囲の設定はわれわれ臨床検査技師の手で成し遂げよう!!
あなたの参加が全国で共有できる基準範囲設定を具現化させる

日臨技 臨床検査値標準化WG


日臨技より、標記プロジェクトの協力依頼が正式にありました。
奈臨技の臨床検査データ標準化委員会では、広く奈臨技会員にボランティアの協力をお願いしたいと考えています。
そこで、健常者ボランティアに協力して頂きたく、あくまでも計画段階(理事会未承認)ではありますが、11月1日午前、天理よろづ相談所病院にて、『研修会テーマ:緊急検査における検査データの読み方』の研修会、松尾収二先生(天理よろづ)「データの読み方」、米川 真輔先生(済生会中和病院)「グラム染色と治療」、高橋秀一会員「緊急検査における心電図の読み方」(予告)を企画準備中です。
次回奈臨技ニュースには正式にお知らせいたします。是非、会員皆さんの参加によって全国で共有できる基準範囲設定を実現いたしましょう。 

会長、標準化委員会委員長 山本




「インフルエンザ」〜正しく知って、予防と対処〜
公開講座(奈良県放射線科技師会主催)


日 時 平成21年11月21日(土)  13:30〜16:00
会 場 橿原文化会館 小ホール
講 演 「インフルエンザ」〜行政の立場から〜 
奈良県健康安全課
講 演 「発熱外来ってどんなところ?」〜感染しないために、感染したときは〜
 奈良県立三室病院 医療安全室看護師長 木野田 利枝 先生
講 演 「新型インフルエンザに立ち向かう」
奈良県立医科大学付属病院 感染症センター長 感染病態制御医学教授 三笠 桂一 先生



職 場 紹 介
「奈良社会保険病院」


奈良社会保険病院 松下 早苗

当院は昭和21年6月「社会保険 三輪病院」として桜井市に創立されました。昭和36年4月には、現所在地である大和郡山市に移り「社会保険 大和郡山総合病院」となり、平成5年4月からは「奈良社会保険病院」と名称を改め、現在にいたっています。

【所在地】大和郡山市朝日町1-62

【診療科】内科・呼吸器内科・消化器内科・循環器内科・小児科・外科・眼科・整形外科・形成外科・皮膚科・泌尿器科・産婦人科・耳鼻咽喉科・放射線科・リハビリテーション科・麻酔科

技師数は14名で、中央検査部として検体検査・生理検査・病理検査・細菌検査と健康診断を専門に行う健康管理センターで業務にあたっています。業務の拡大や患者の立場に立った付加価値のある結果を報告できるよう日々努力しており、検体検査では至急報告の迅速化や院内実施できる項目の検討、生理検査では診察前検査の充実、病理検査では術中迅速診断への対応、細菌検査では感染対策(特にラウンド)への参加などに力を入れています。昨年8月より、午前中の外来採血業務に1名が携わるようになり、採血管の種類や採血量など技師の目線で採血業務をサポートしています。また、健康管理センターでは、施設内での検査と健診バスで事業所に出向いての検査を行っています。健診バスは県内ならどこへでも伺いますので、遠方の時には1泊2日の出張になる事もあります。

当院の中長期計画4項目の中に「患者サービスの向上」があり、そのひとつとしてオーダリング・電子カルテが導入されます。担当者は毎日夜遅くまで準備に取り組んでいます。どちらも一度に導入され、稼動は11月からとなっており、軌道に乗るまでは慌しくなりそうです。

診療報酬の改定や医療費の削減、当院では入院患者にDPCが適応されており、病院経営は厳しさを増しています。ただ検査するだけではなく、マネージメントについても考えなければならない時代になっています。

安全で良質な医療が提供できるよう、検査部一丸となって頑張っていきたいと思います。






** コラム ** 
「いまどきのパソコン事情」 

第7話
「Windows XP、Vista、それとも 7 (その1) 」


天理よろづ相談所 医学研究所 第1研究室 大林 準

 私はマックユーザーですが、仕事の関係上Windowsもよく使用します。また、パソコン関連の相談に当研究室へ来られるかたの9割方がWindowsユーザーです。したがって、おのずとWindowsの話題も探ることになります。

 最近パソコン購入の相談に来られるかたの質問の中で出て
くる話題のひとつに、「もうすぐWindows7が出るらしいけ
ど、購入はもう少し待ったほうがいいかな?」という話題が
あります。

 今年の10月22日に「Windows 7」という新しいOS(オペレーティングシステム)がマイクロソフトから発売されます。年末の家電量販店では、(いまWindows Vista しか置いていないように)多くのパソコンはWindows 7 搭載パソコンとなるでしょう。

 米『PCWorld』誌の記事「2007年、最も期待外れな15の技術」で見事に1位を獲得し、
多くのVistaユーザーも感じておられるように、Windows Vistaはやや期待外れなOSであったと言えます。どこが期待外れだったか、大きな理由は、

1)動作が「遅い」「重い」・・・先進的で豪華な造りのOSなので、パソコンの能力を多大に要求します。一般的なユーザーのパソコンの能力では結果的に遅くなってしまいます。実際にVistaとXPを同じパソコンにインストールした結果、体感速度がXPのほうが驚くほど速かったのが印象的でした。

2)セキュリティ?・・・セキュリティを強化したといわれていますが、そのおかげか、至る所で画面が暗くなり、「これはあなたが命令した動作ですか?」という質問の画面になります。「またか・・・」とひとりごとをいいながら、「はい」をクリックさせられます・・・なぜこれが困るかというと、ここで作業や思考がいったん“中断”されてしまうため、ストレスになるのです。

 そのようなことから、パソコンの購入の相談に来られたときは、迷わず「Windows XP ダウングレード仕様」にしましょうとおすすめしています。この仕様とは、もともとVistaで販売しているパソコンにWindows XPをあらかじめインストールして出荷する仕様のことです。マイクロソフト社もXP Professionalのサポート期間は、2014/04/08まで延長しましたので、あと5年は問題なく使えます。インターネットで調べたいくつかの調査では、2009年2月時点でOSのシェアは、Vistaが20%、XPが75%となっていて、ソフトウェア開発メーカーもXPには必ず対応したうえで、ソフトを発売してくるだろうと思われます。ですので、5年後に変えてもいいのでは?ということなのです。といいますのも、Windows XPは改良を重ね、SP3となり、たいへん熟練された使いやすいOSに仕上がっています(Windows 7も発売開始時にはいろいろ不具合も出てくることが予想されます)。XPは、まだまだどころか、現役バリバリのOSと言っても過言ではないのです。

 家電量販店ではVistaしか置いていない場合が多いですが、SONYやDELLの通販では、「XPダウングレードモデル」が普通に購入できます。家電量販店でもVista BusinessにはXPのディスクが入っていたりするので、一度尋ねてみるのもいいかもしれません。将来のことも考えると、希望する基本スペックは、CPUはCore2Duoの2GHz以上、メモリは2GB(できれば4GB)ほしいところです。Windows 7のお話は、もう少し情報が入ってから、次回に少し調べたことを書かせていただければと思っています。

<お知らせ>

コラム第1話から第5話をまとめた、USBメモリウイルス対処法のまとめのページ」を作製しました。Avast!をインストールするとWindowsがシャットダウンしなくなる現象への対処法などの項目も追加しております。ご参考になさってください。サイトは「こちら」です。






特定検診検査入門が出来上がりました



特定検診検査入門が出来上がりました。
各施設に1冊配布いたしました。
是非、手に取ってご覧ください!




奈臨技行事予定(9月)

新型インフルエンザの流行により、開催の延期などが予想されます。
行事参加前にはホームページで変更の有無をご確認下さい。


9月

行事(略)

担当

9月

行事(略)

担当

1

 

 

16

 

 

2

 

 

17

 

 

3

 

 

18

呼吸器定期勉強会
BUN試薬の考え方

機能
臨床化学

4

 

 

19

病態から考える一般検査学総論

一般

5

ベセスタシステムについて

病理

20

 

 

6

 

 

21

 

 

7

 

 

22

 

 

8

 

 

23

 

 

9

 

 

24

 

 

10

心電図定期勉強会

機能

25

脳神経定期勉強会                      不規則性抗体の基礎

神経
輸血

11

 

 

26

 

 

12

 

 

27

 

 

13

 

 

28

 

 

14

 

 

29

経皮的血管形成術治療の実際と、
検査技師の関わり

画像

15

 

 

30

 

 

*大阪府臨床衛生技師会の行事予定はホームページを参照してください*
www.osaka-amt.or.jp




新型インフルエンザ落ち着いたかなと思いきや、なんと、奈良県発生率全国第2位!!
まだまだ予断をゆるさない。又、これから冬に向かって各医療機関も大変だな!と思います。

来年の近畿学会の準備も順調に進んでいます。

*ちょっと一息*は今月お休みです。

広報一同




* 奈臨技IT委員会からのお願い *

 いつも奈臨技ホームページを、ご覧頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ努力しておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、優良ホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、TEL/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

奈臨技IT委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)TEL/FAX 0743-63-5611 E-mail: info@naraamt.or.jp



会員ページトップへ
ホームページへ
臨床検査関連情報ページトップへ