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奈臨技ニュース
平成22年 4月号
第191号 2010年 4月 1日


第25回悪性リンパ腫治療研究会に参加して



 当番幹事であった当病院腫瘍センター神野先生のお誘いで、受付スタッフ兼として3月13、14日に行われた第25回悪性リンパ腫治療研究会に参加して来ました。

 治療が中心ということもあってか参加はほぼ臨床医または病理医であり、せっかくの奈良開催であったにもかかわらず、検査技師は内輪のみであったのは少し残念でありました。

 開会の前に早速5題のスライドカンファレンスがあり、非常に珍しい症例に関西医療大学の中峯先生や埼玉医科大学の田丸先生、東海大学の中村先生と悪性リンパ腫では著名な病理医の先生が次々と説明を加えていかれ、初診時血液検査で異常もなく、半年で徐々に大きくなるリンパ節腫大が実は組織像はT-LBLであったりと、新鮮に聞くことができました。テーマ演題では、R-CHOP世代のサルベージ化学療法というテーマで、悪性リンパ腫の標準治療となりつつあるリツキシマブでの治療後の、再発難治性リンパ腫への治療法についていくつかの検討が発表されました。そのなかでイットリウム標識ibritumomab tiuxetan(ゼヴァリン)の使用経験があり、CD20の抗体発現が弱い腫瘍細胞にも効果がある(cross fire効果)という半面、高額(500万というお話も・・)で受注生産であり、RI標識を院内で当日行うため設備も必要などの問題点もあるとのことでした。

 参加のほとんどの先生が宿泊の予定であったためか、懇親会はほぼ全員が参加され、そのままバスでの懇親会会場への移動でした。会場ではまさにリンパ腫を肴に食事をしてお酒を飲むといった風であり、あちこちで話されている会話はほぼリンパ腫一色ありました。

 翌日は、おそらく前日遅くまでの痛飲にもかかわらず、朝早くからほぼ全員の参加者が揃っておられ、特別講演では、当院放射線治療科の長谷川先生が悪性リンパ腫の最近の治療における放射線の役割について、私たち全くの素人にでもわかりやすく症例ごとに説明して頂きました。化学療法のみでの治療をされている先生の質問にも理解を示されながら、画一的に放射線治療をする・しないではなく症例毎にリスク等を考えて行うべきというお話は、最終的には患者側に立った治療を行うべきという信念が感じられ、医療人としても考えることが多くありました。          

       (文責 県立医科大学附属病院 山口 直子)




平成22年度 会費納入のお願い


会費を未納のかたは納入をお願いいたします(3月15日までに納めますと日臨技から3%の還付金があります。ご協力を!)。継続会員、新入会員、再入会員の方は「会費納入書」を添えて各施設連絡責任者に会費をお渡し下さい。

自宅会員の方は、各自で最寄りの郵便局の窓口から当会から配布した郵便振替電信振込依頼書にて振込をお願い致します。なお、詳細は配布した『会費納入書』にてご確認ください。

【納入金額】 ・継続会員         15,000円
・新入会員および再入会員  17,000円 
【入金方法】 郵便局 :記号14530 番号14816221
加入者名:社団法人奈良県臨床衛生検査技師会




 第27回奈良県医学検査学会のご案内

演題受付は完了いたしました

期 日 平成22年5月16日(日曜日) 
会 場 奈良県立医科大学 厳橿会館 3階研修室
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1.一般演題     : 公募 (第50回近畿学会の予行演習としての発表も可能です)
2.奈臨技要望演題  : 検査研究部門より6題、中部地区より1題
3.ランチョンセミナー: テーマ 未定
.
【一般演題申込方法】 申込期日:平成22年3月31日まで

申込先 : 
奈臨技学術部長 梅木 弥生
奈良県立三室病院 中央臨床検査部
〒636-0802  生駒郡三郷町三室1-14-16
TEL 0745-32-0505 e-mail :umeki841@yahoo.co.jp 

【抄録原稿作成方法】

用紙サイズ :A4(縦)
Windows Word形式で余白は上30mm、左右14mm、下25mm
タ イ ト ル:フォント14ポイント、太字、MSゴシック
氏名、所属 :フォント10.5ポイント、MS明朝、本文右上
本 文:フォント10.5ポイント、MS明朝、26×36行×2段組
※打ち出し例とフロッピーディスクまたはメールで送付してください

*多数のご参加お待ちしております



生涯教育研修会のお知らせ



頚動脈超音波実技講習会 〔 専門-20 〕

講 師 :西岡 正彦 会員(大和高田市立病院)、中村 知世 会員(宇陀市立病院)

日 時 :平成22年4月24日(土)14時00分〜17時00分 
会 場 :高の原中央病院 講義室

担 当 :画像検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
日本超音波医学会のガイドラインに基づいた評価法の講義とスキルチェックを含めた実技です。
<定員>10名
<申込>「頚動脈超音波実技講習会受講希望」と書いて、会員番号、氏名、施設名、連絡先(TEL,FAX)、経験年数および希望内容を明記の上、e-mailまたは電話で申し込んでください。e-mailでお申し込み後、1 週間 経っても確認の返信がない場合は電話にてご連絡をお願いします。申込締切は4月17日(土)としますが,定員になり次第締め切ります。

【問い合わせ先】
松下 陽子(天理よろづ相談所病院) Tel 0743-63-5611 (8989)
e-mail cp-us@tenriyorozu-hp.or.jp



心電図とは...(正常心電図) 〔 専門-20 〕

講 師 :奥 祐美子会員(県立五條病院)

日 時 :平成22年5月14日(金)18時30分〜20時00分 
会 場 :県立医科大学附属病院 中央臨床検査部技局

担 当 :機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
心電図とは...?一体何がわかるのだろうか?
基礎(基本波形や正常心電図など)を理解することが「心電図を読む」第一歩になります。
今回は、その最も基礎となる内容を講義していただく予定です。普段から検査していても意外と気づいていないこともあるかもしれません... 心電図検査に従事している方や全くの初心者の方にもお勧めの内容です。

【問い合わせ先】
井田 淳(天理市立病院) Tel 0743-63-1821 (120)
e-mail tenriharupapa@yahoo.co.jp




平成22年度
奈良県臨床衛生検査技師会精度管理調査実施のご案内


奈良県臨床衛生検査技師会による検体検査8部門の精度管理調査を実施します。
奈良県下の臨床検査の標準化推進のため,奮ってご参加ください.

 <実施スケジュール>

4月下旬〜5月上旬 精度管理調査案内状,申込書発送
精度管理調査案内状を5月奈臨技ニュース掲載
5月末 精度管理調査申し込み締め切り
7月上旬 サーベイ試料発送
7月中旬 サーベイ報告締め切り
9月以降 検討会の実施
【参加費】

<問い合わせ先>
〒632-8552 天理市三島町200 天理よろづ相談所病院 臨床病理部 下村 大樹
TEL. 0743-63-5611(内線7441)




平成22年度 会費納入のお願い


会費を未納のかたは納入をお願いいたします。継続会員、新入会員、再入会員の方は「会費納入書」を添えて各施設連絡責任者に会費をお渡し下さい。

自宅会員の方は、各自で最寄りの郵便局の窓口から当会から配布した郵便振替電信振込依頼書にて振込をお願い致します。なお、詳細は配布した『会費納入書』にてご確認ください。

【納入金額】 ・継続会員         15,000円
・新入会員および再入会員  17,000円 
【入金方法】 郵便局 :記号14530 番号14816221
加入者名:社団法人奈良県臨床衛生検査技師会




** 今後の行事予定(奈臨技関連) **


第1回総会
5月16日(日)奈良県立医科大学 厳橿会館
第27回奈良県医学検査学会 5月16日(日) 奈良県立医科大学 厳橿会館 
第59回日本医学検査学会 5月22〜23日(土・日)神戸国際会議場



新公益法人制度改革における奈臨技の取り組み(5)

第2回総会において法人制度改革の対応が審議されました


組織法規部 延命孝也 枡尾 茂

  平成22年3月20日開催の平成21年度奈臨技第2回総会おいて、執行部より提案された公益法人制度法改正による新制度への対応について、公益社団法人に向けて準備を進めることが承認されました。

先に開催された新入・一般会員研修会において、コンサルトを依頼している行政書士事務所による法人制度改革についてと奈臨技の現状の講演を頂いた後の総会審議でありました。

今後は各事業の目的と公益性についての資料整備、定款の作製を平成22年度に行い次年度の申請に向けて進めていきたいと考えています。
本改革の対応は、全会員の理解と協力が必要です。宜しくお願いいたします。




***  ちょっと一息  *** 


 
技師会のお手伝いをさせて頂いて2年が経ちました。近臨技にも顔を出すことあり、多くの方々とお知り合いになる機会も増えました。技師の方に限らず、守衛さん、事務方など。顔を覚えてもらうと交渉事もスムーズにすすみます。またあいつかと思われればシメシメ・・(いつも無理を言います。守衛さんごめんなさい。)

 私は奈良医大に就職し、すぐ結婚、出産となかなか外にでる機会がありませんでした。血液検査室に移ってしばらくして、先輩の丹羽さんに自治医大で行われている血液研修会に誘われました。泊まりがけだし子供3人(確か一番下は1歳を過ぎたころだと思います)、迷いましたが思い切って出席する事にしました。                                   

今と違い土曜日も仕事でしたから昼過ぎの新幹線に乗り夕方自治医大に到着。お弁当を食べながらの研修会、日本で一番最先端をいっている技師の先生方の集まり、私はビックリ。9時過ぎに終わったので寝ようかなと思いきや、研修会の本番!!なんと飲みながら夜通しの研修会の始まり。風呂上りのみんなが寝巻き姿で各地の酒を持ち込み、一晩中血液検査に関する話。人見知りの私?誰と話したら良いのかも分からず心細さが増すばかり。丹羽さんはもう近くにはいません、自分でこちらから話かけるより手はありませんでした。思い切って近くにの女性に話かけると、なんと日大の亀井さん。今の方々はご存知ないかと思いますが、私にとっては憧れの亀井さん。目からうろこが飛び出るくらいの感激で、初対面の私にも色んな話をして下さいました。

あれからかなりの年月が過ぎましたが、学会に出席するが懇親会には参加しない日々が続きました。7〜8年前の血液博多シンポジウムに出席した際に思い切って懇親会に出席しました。これが又楽しくて、憧れの君の一面も見ることが出来、とても記憶に残っています。最近はなるべく懇親会に出席するようにしていますが、とても有名な先生にあえてお話できた時の興奮は忘れようがありません。酒を飲み交わし本音が聞け、多くの人々と知り合えるこれが懇親会です。ちょっと勇気を出し、自分の視野を広げましょう!また、先輩方は後輩をなるべく誘ってあげてください。

本年奈良で開催される第50回近畿医学検査学会の懇親会は、会員は誰でも出席できますので皆さん出席しましょう。普段疑問に思っていることをぶつけてみましょう!

(文責 県立医科大学 倉本 智津子)




奈臨技行事予定(4月)

新型インフルエンザの流行により、開催の延期などが予想されます。
行事参加前にはホームページで変更の有無をご確認下さい。


4月

行事(略)

担当

4月

行事(略)

担当

1

 

 

16

 

 

2

 

 

17

 

 

3

第5回近畿フォーラム開催

大阪

18

 

 

4

 

 

19

 

 

5

 

 

20

 

 

6

 

 

21

 

 

7

 

22

頚動脈超音波実技講習会

画像

8

第1回理事会

 

23

 

 

9

当直時(緊急時)の心電図・・

機能

24

 

 

10

 

 

25

 

 

11

 

 

26

 

 

12

 

 

27

 

 

13

 

 

28

 

 

14

 

 

29

 

 

15

 

 

30

 

 




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3月20日に開催された平成21年度第2回総会も無事終了しました。4月からは新役員も加わり新しい年度の活動が開始され、第50回近畿医学検査学会の準備も本格的な活動に入ります。

4月は異動時期でどの職場も大変だと思いますががんばってください。又、技師会への入会の勧誘もよろしくお願いします。

花粉が悪さを働いています。会員の皆さんも気をつけてください。

広報一同 

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* 奈臨技IT委員会からのお願い *

 奈臨技ホームページを、ご覧頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ心掛けておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、おすすめホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、TEL/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

奈臨技IT委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)
(申し訳ありませんが、FAXか電子メールにてお願い申し上げます) 
FAX 0743-63-5611    E-mail: info@naraamt.or.jp




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