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奈臨技ニュース
平成24年 2月号
第213号 2012年 2月 1日



施設代表者・施設連絡責任者合同会議に参加して


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 平成23年1月14日(土)奈良県立医科大学附属病院 臨床大会議室において施設代表者・施設連絡責任者合同会議が開催されました。

 当日は、雨こそ降ってはいませんが曇った冬空で寒風が吹く寒い日でしたが、会場には奈良県の各地区より施設の技師長もしくはそれに準じる方々が多数参加しておられました。顔見知りの方も多く、講演が始まるまでの間、各施設の現状などに話が弾んでいるようで、和気藹々とした雰囲気でした。

 当日の講演は、株式会社ベターコミニケーションの瀧田 義昭先生で「クレームの基本から初期対応及びケーススタディー」とういうテーマでお話になりました。先生は長年日本航空で客室乗務員として活躍され、その経験を生かして株式会社ベターコミニケーションを設立とのことで、暖かい親しみやすい雰囲気のある方でした。

 私たちの病院には、何らかの疾患や障害を持った人々が患者様としてこられます。私たちも精一杯心配りして対応していますが、時には長時間お待せしたり、採血のやり直しをお願いしなければならないときがあります。そんなときどのように対応したらよいのか。また、患者様が思い違いをされているような場合はどの様に説明したら理解していただけるのだろうかと苦慮する場合があります。今日はそんな悩みに答えをいただけるのだろうかと期待して講演を拝聴しました。

 先生のお話では、「まず接遇が大切ですよ。明るく、丁寧な態度で患者さんと接しましょう。患者様のお話は最後までちゃんと聞きましょう。相手の立場を理解して必要に応じて早い段階で素直にお詫びしましょう。そして、クレームの申し出に感謝しましょう。」ということでした。どれも当たり前のようで、どれもちゃんとできていなかったなあと思い当たることが多く、また、反省することの多いお話でした。

 講演会が終わり、参加者の帰る姿をみながら、この講演は施設の責任者だけだはなく現場で直接患者様と接する若い技師の方々にも聞いてほしいなと感じました。

(文責 県立医科大学附属病院  内池 敬男)




平成23年度奈臨技公開講演会



『生活習慣病の予防と最新医療』 
− 奈良県を医療先進県に! −



開催日 : 平成24年2月19日(日曜日) 午後2時より
場 所 : 奈良県新公会堂 能楽ホール            
講 演 : 斎藤 能彦 先生(奈良県立医科大学第1内科学教室 教授)

☆☆☆ 公開講演会併設研修会 ☆☆☆

『命を支える臨床検査:心臓の検査』 
(能楽ホール)13:00〜13:45

講 師 高橋 秀一 会員(天理よろづ相談所病院)
担 当 画像検査分野 (生涯教育研修 :専門-20)
要 旨

胸痛を主訴とした疾患は多く多岐にわたり、その中でもkiller chest pain と呼ばれる重篤な胸痛疾患は、急性冠症候群、急性大動脈解離、肺塞栓血栓症の3疾患がある。
これらの患者には、「血液・化学検査」「心電図検査」「胸部レントゲン検査」が初期検査として行われ同時に「心臓超音波検査」も実施される。それらの結果を統合して,確定診断のためにCT検査、MRI検査そして造影検査と進んでいる。
急性の心疾患はもとより慢性の心疾患であっても、血液・化学検査は治療方針を示唆する重要な指標であり、心電図検査および心臓超音波検査は心臓の機能や状態を直接把握する検査である。

本講演では、「命を支える臨床検査:心臓の検査」と題し、 1)血液・化学検査は、どのような指標になるのか。2)心電図検査で何がわかるか。3)心臓超音波検査では何をみるのか。について臨床検査の意義を概説したい。

お問い
合わせ
北川 孝道(天理よろづ相談所病院) 0743-63-5611(8989)




** 第29回奈良県医学検査学会のご案内と演題募集 **



期  日

平成25年5月20日(日曜日)
会  場 奈良県立医科大学 厳橿会館 3階研修室
特別講演 県立五條病院 副院長 今西 正巳 先生
『奈良県の災害医療−台風12号による被害から』(仮題)
ランチョン
セミナー
天理よろづ相談所病院 山本慶和会長
『学術活動の現状と課題』(仮題)
受付開始日 平成24年1月16日(月)
演題・抄録締切日 平成24年3月16日(金) 期限厳守
発表時間 1演題につき発表6分、質疑3分、計9分以内
一般演題申し込み方法

本年度より、日臨技総合情報システム(JAMTIS)を利用したWebによる演題申し込みにて受付を行います。
JAMTIS入力画面には日本臨床衛生検査技師会ホームページ(http://www.jamt.or.jp)からお入りください。
JAMTISを使った演題・抄録登録方法は会誌医学検査2011 Vol.60 No.6 P987〜996を参照のうえ、登録を行ってください。

第29回より優秀演題に会長賞および学術奨励賞を授与する事となりました。

       会員皆様のふるってのご応募をお待ちしております。

*多数のご応募・ご参加お待ちしております


            





生涯教育研修会のお知らせ


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MRSAの分子疫学解析法について〜POT法について〜〔 専門-20 〕

講 師 :小林 崇良 氏(関東化学株式会社 バイオケミカル部)

日 時 :平成24年2月15日(水)18時30分〜20時30分
会 場 :天理よろづ相談所病院 南別館4階会議室
(会場の記載が違っておりました。関係各位の皆様に多大なご迷惑をおかけいたし、誠に申し訳ございません。お間違えのないようご注意ください。)

担 当 :微生物検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
MRSAは主な集団感染の原因病原菌の一つであり、この蔓延防止には病原体間の関連性等を解析し、適切な核酸予防対策を講じることが重要になります。本研修会ではMRSAの分子疫学的解析についての最新トピックなどを講演していただきますので多数ご参加ください。

【問い合わせ先】福田 砂織(天理よろづ相談所病院) Tel 0743-63-5611(8665)



脳神経定期勉強会 6 〔 専門-20 〕 

講 師 :高谷 恒範 会員(県立医科大学付属病院)

日 時 :平成24年2月17日(金)18時30分〜19時30分
会 場 :県立医科大学付属病院 中央臨床検査部技局『中検棟3階』

担 当 :神経検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
今回の定期勉強会は『初心者のためのモニタリング?基礎から実践?』というテーマで、術後神経症状の悪化を予防する目的で、運動や感覚(視覚・聴覚・体性感覚など)といった神経機能が手術中に障害されていないかどうかを確認する検査について簡便に説明して頂きます。

【問い合わせ先】
小林 昌弘(天理よろづ相談所病院) Tel 0743-63-5611 (8923)



一般検査室と細胞診検査室の融合と新しい診断学〔 専門-20 〕 

講 師 :
西 国広 氏(株)(SRL福岡ラボラトリー)
島田 啓司 先生(県立医科大学病理病態学)

日 時 :平成24年3月3日(土)13時30分〜17時30分
会 場 :奈良市総合医療検査センター 3階 視聴覚室

担 当 :細胞検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:300円)   

【要旨】
京都府の臨床検査技師会、細胞検査士会の共催、シスメックス株式会社の後援で第五回「京都・奈良 古都を結ぶ勉強会」を開催します。講演後、泌尿器系の症例検討会も企画しています。病理、細胞診主催の勉強会ですが、一般検査担当の方や興味のある方の多数の参加をお待ちしています。

【問い合わせ先】
辻野 秀雄(県立三室病院) Tel 0745-32-0505 (2256)
e-mail yotsuji2@m5.kcn.ne.jp



「臨床医がプロカルシトニンで診る 〜小児領域を中心として〜」 〔 専門-20 〕

講 師 :天羽 清子 先生(株)(大阪市立総合医療センター 小児救急科 副部長)

日 時 :平成24年3月2日(金)18時30分〜20時00分
会 場 :県立医科大学附属病院 3階 中央臨床検査部 技局

担 当 :免疫検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
今回、ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社の紹介で、小児臨床の現場でプロカルシトニンを重要なマーカーとして実際の治療に取り組んでおられる先生をお招きし、臨床医の目線でプロカルシトニンの有用性について御講演頂きます。貴重な臨床の現場のお話を伺える機会ですので、分野を問わず多数の参加をお待ちしています。

【問い合わせ先】
薮内博史(県立医科大学附属病院) Tel 0744−22−3051(3248)



サーベイ解析&検査データを読もう(呼吸機能検査) 〔 専門-20 〕 

講 師 :山中 雅美 会員(県立医科大学附属病院)

日 時 :平成24年3月9日(金)18時30分〜20時00分
会 場 :県立医科大学附属病院 中央臨床検査部技局(3階)

担 当 :機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 :無料(非会員:500円)   

【要旨】
今回は、スパイロ(VC、FVCを中心に)の取り方による波形の影響と症例の読み方&解説について講義していただきます。一緒に日臨技の呼吸機能検査サーベイも含めて説明して頂きます。是非参加してください。

【問い合わせ先】
井田 淳(天理市立病院) Tel 0743-63-1821 (120)
e-mail  tenriharupapa@yahoo.co.jp







平成23年度奈臨技寄生虫検査実習研修会のお知らせ



近年、臨床検査技師における寄生虫検査のスキルが低下していると思われます。ボーダーレス社会・美食社会に密かに忍び寄る
寄生虫感染症に対応できる検査室として機能しているでしょうか? 
寄生虫検査の実際を実習形式の研修会として開催しますので、この機会に是非ご参加下さい。

なお、参加は事前申込制です。
申込方法に従いメールにてお申し込みください。また、定員になり次第申し込みは締め切りますのでご了承ください。

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<テ ー マ:寄生虫検査の極意教えます!>.

講  師 彦根市立病院 茂籠 邦彦 技師
日  時 平成24年3月10日(土)14時〜18時(受付13時30分)
場  所 奈良県立医科大学 基礎校舎5階実習室
募集人数 20名(奈臨技会員 事前申込制)
申込方法

メールにてお申し込みください。
申し込み時は、1)ご氏名 2)ご所属 3)経験年数、4)院内における寄生虫検査実施の有無 をご記載ください。

申込先 E-mail: nakamurium_a802@yahoo.co.jp(天理よろづ相談所病院 臨床病理部 中村 彰宏)
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*:*:*:*:*:*: プログラム :*:*:*:*:*:*
【クリプトスポリジウム】 14:00-14:40
抗酸菌染色、蔗糖遠心浮遊法、簡易蔗糖浮遊法
【赤痢アメーバ】 14:50-15:50
栄養型の観察、栄養型赤血球貪食像 、栄養型、シスト、生シストの観察
(トリクローム染色、鉄ヘマト染色、コーン染色、組織標本(HE.PAS))
【その他】 16:00-17:00
ランブル鞭毛虫シスト(生)
ランブル鞭毛虫(栄養型、シスト):トリクローム染色、ギムザ染色、コーン染色
イソスポーラ(オーシスト):トリクローム染色、生標本
サイクロスポーラ:生標本大腸
大腸バランチジウム:トリクローム染色 
【スライド講義】 17:10-17:40
【質疑応答】 17:40-18:00
問合せ先 奈臨技一般検査・寄生虫検査分野長 中村 彰宏
TEL: 0743-63-5611(内線8665)  E-mail: nakamurium_a802@yahoo.co.jp

*多数のご応募・ご参加お待ちしております


            



平成23年度 奈良県臨床衛生検査技師会 新入・一般研修会



日時

平成24年3月24日(土曜日) 午後2時より
会場 奈良県立医科大学 一般教育校舎1階(第1講義室)
内容 「医療における情報セキュリティ対策」

松山 征嗣 先生  
(トレンドマイクロ株式会社 大阪営業所 西日本営業部 西日本公共営業課)




≪ 平成23年度 第2回奈臨技総会 ≫



開催日時
平成24年3月24日(土曜日)午後4時〜5時
会  場
奈良県立医科大学 一般教育校舎1階(第1講義室)

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** 今後の行事予定(奈臨技関連) **


奈臨技では、下記の催しを主催、または参加をしています。
お近くの会員のかたも、ぜひ、ご参加下さい!
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** ガン撲滅啓発事業 **
日時 2月18日(土) 
場所 イオンモール橿原アルル
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** 平成23年度公開講演会 **
日時 平成24年2月19日(日)
場所 奈良県新公会堂 能楽ホール
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** 近畿血液研修会 **
日時 3月3-4日(土日)
場所 県文化会館
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** 新入・一般会員研修会・総会 **
日時 3月24日(土)
場所 県立医科大学
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** 学会・総会 **
日時 5月20日(日) 
場所 県立医科大学




奈臨技行事予定(2月)


行事参加前には当ホームページで変更の有無をご確認下さい。

2月

行事(略)

担当

2月

行事(略)

担当

1

 

 

15

MRSAの分子疫学解析法について

微生物検査

2

 

 

16

子宮内膜症について学ぼう

生殖医療

3

 

 

17

脳神経定期勉強会 6

神経検査

4

輸血検査実技講習会

輸血・移植

18

ミニ臨床検査展・ガン撲滅運動

 

 

 

白血病(MDSを含む)における・

染色体・血液

19

平成23年度公開講演会

 

5

 

 

20

 

 

6

 

 

21

 

 

7

 

 

22

 

 

8

 

 

23

 

9

 

 

24

 

 

10

房室ブロックを知ろう

機能検査

25

 

 

11

 

 

26

 

 

12

 

 

27

 

 

13

 

 

28

 

 

14

 

 

29

超音波定期勉強会 10

画像検査





 間もなく立春(2/4)。実は2/4は立春の節入り日であり、立春とは二十四節季のひとつで次の「雨水」の前日までの約15日間のことを言います。
この日から立夏(5/5)の前日までが暦の上では春。そして立春の前日が「節分」です。
「立春を新年」と考えれば「節分は大晦日」にあたり、節分行事の「豆まき」は前年の邪気を祓う意味を持つ追儺の行事です。何故豆をまくのか…はスペースの関係上割愛して。。
『鬼は外!』の鬼が牛のような角を持ちトラのパンツをはいているのは、鬼門の方角である北東が丑寅の方角にあたるからってご存知でしたか。「豆まき」と並ぶ節分行事として浸透した「巻き寿司のまるかぶり」。ちなみに今年の恵方(干支に基づき定められる)は「北北西」です。 

                     広報一同




* 奈臨技IT委員会からのお願い *

 奈臨技ホームページを、ご覧頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ心掛けておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、おすすめホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、TEL/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

奈臨技IT委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)
(申し訳ありませんが、FAXか電子メールにてお願い申し上げます) 
FAX 0743-63-5611    E-mail: info@naraamt.or.jp



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