新年あけましておめでとうございます。
会員のみなさまにおかれましては健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃は奈臨技の活動に多大なるご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年の6月に医療関連の法律が一括で改正されました。我々臨床検査技師に直接関係する「臨床検査技師等に関する法律」の一部も改正され、厚生労働大臣が指定する研修を受講することで、本年4月より検体採取(インフルエンザ等の検体採取、皮膚表在の検体採取、肛門からのスワブによる検体採取が想定されている)が診療の補助として医師の指示を受け実施ができるようになるという、大きな動きがありました。日臨技では今後4年をめどに5万人の会員を対象に研修を実施し、医療現場で実務に就けるよう取り組んでいます。講習会カリキュラムは、2日間延べ800分の講習で、この講習会を受けた人のみが“検体採取”が出来ることになり、受講者には厚労省医政局長と日臨技会長との連名で国家資格の一部付与として修了証書が授与されます。早めに全員受講して頂き、取得して頂くことを希望致します。
また、日臨技と連携しチーム医療への参画の一環として「説明・相談ができる臨床検査技師育成」講習会を3年にわたり実施する予定です。初年度は今年2月に開催致します。多くの施設の方が受講され、県下の皆様への医療に貢献できる体制を検体採取とともに整えて頂きたく思います。
最後に奈臨技は会員の皆様の参画で成り立っています。組織強化を図るため、昨年までなかった部局にも委員会を設け、奈臨技運営を多くの会員で実施する体制に変更しました。研修会、事業にいろいろな意見をもって直接関わって頂き、自己研鑽のための研修会参加のみならず、運営にも関わって頂きたく思います。
会員の皆様へのお願いばかりになりましたが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。