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 奈臨技ニュース
平成27年 3月号
第250号 2015年 3月 1日
 



平成26年度 奈臨技施設代表者・施設連絡責任者合同会議に参加して


近畿大学医学部奈良病院 久保 修一

  平成27年1月10日(土)奈良県立医科大学臨床大会議室において、(株)JAPAN・SIQ協会 中村 千恵子先生をお迎えし、「メンタルヘルスマネジメント」と題して標記の講演会が開催され、参加しましたので報告いたします。

 冒頭、先生は「お仕事は楽しいですか?」と質問されました。「即座にうなずいた方は心が健康な方ですね、一般には1990年代末以降、うつによる休暇は4倍に増加しています。」とのことでした。 

自らが日本のミセススチュワーデス1号であった事から、職場での大きなストレスで髪が抜け、はげができた事などのエピソードを交え、メンタルヘルスを企業にとってのリスク管理と捉え、職場の上司として部下の心の健康管理をどのようにすべきかを分かりやすく説明して頂きました。

 ストレスを前向きにとらえる人は、ストレスを成長の糧とすることができますが、多くの人はストレスによって心・技・体のバランスが崩れ歪みとなり、長時間の歪みが心を蝕んでゆきます。職場での役割を果たせないことから同僚から頼りにされず存在意義を見失い、心が折れる事があります。その時、上司としてどのように部下と関わっていけるでしょうか。

その方策として、 
1)部下のストレス反応を早期に捉えるために、「職業性ストレス簡易調査表」(厚労省版ネットで入手可能)を活用する。 
2)日頃のコミュニケーションを良好に保ち、相談されやすい雰囲気を作る。 
3)アサーティブコミュニケーション(アサーション)で部下の心をつかむ。などを紹介していただきました。

アサーションとは、「自分も相手も大切にする自己表現」を意味します。攻撃的な表現でも非主張的な表現でもなく、さわやかな人間関係を作る事を目的とした、コミュニケーションの方法と関わり方を教えてくれます。たとえば、「皆が休みを取れないほどの繁忙期に休みが欲しいと言ってきた部下に何と答えますか?」と質問されました。全か無かの思考や、感情的な決め付けでは良いコミュニケーションは得られず双方にストレスが溜まります。大切なのは自分の思いや気持ちをはっきりさせ、その気持ちになって今後の展望を立てる。そうすることで部下にかける言葉が違ってくるはずだと言うのです。

 近年では新卒3年以内の離職率が30%を超え、新型うつ病といわれる新たな病態が社会的に問題となっています。労働災害と認定されることも多く、会社が被るリスクを常に考えなくてはなりません。私たちは部下や同僚がそうなる前に、“人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのだ”(ウイリアム-ジェームズ)を信じて職場の楽しい雰囲気作りに邁進していきましょう。

 もちろん、管理者自身のメンタルヘルスケアも忘れずに。

 




生涯教育研修会のお知らせ


   

初心者のためのモニタリング ー基礎から実践ー 〔専門-20〕

講師:高谷 恒範会員 (県立医科大学附属病院)

日時:平成27年3月27日(金)18時30分〜20時00分
*日時が変更されています。ご注意下さい
会場:県立医科大学附属病院 中央臨床検査部技局(スキルスラボ棟4階)

担当:神経検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会費:無料(非会員:500円)

【要旨】
今回の定期勉強会は『初心者のためのモニタリングー基礎から実践ー』というテーマで、術後神経症状の悪化を予防する目的で、運動や感覚(視覚・聴覚・体性感覚など)といった神経機能が手術中に障害されていないかどうかを確認する検査について簡便に説明して頂きます。
興味のある方お待ちしております。

【問い合わせ先】
高谷 恒範(県立医科大学附属病院)
Tel :0744-22-3051 (4240)    e-mail:takatani@naramed-u.ac.jp


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**第32回奈良県医学検査学会のご案内**



第32回奈良県医学検査学会を開催するにあたり、
会員の皆様の参加をお待ちしております。

期 日
平成27年5月24日(日)9:00〜
会 場
奈良県立医科大学 大講堂
テ ー マ
チーム医療における臨床検査技師育成の課題
特 別 講 演
病棟検査技師から見たチーム医療
近畿大学医学部附属病院 中江 健市先生
ランチョンセミナー
技師が活躍していく上で、医師が検査技師に望むこと
奈良県立医科大学附属病院 山崎 正晴先生
シンポジウム
スキルミックス人材育成法


  




奈臨技からのお知らせ



定時総会が、例年5月に開催されます。それに先立ちまして「議決権行使書(兼出席票)」が各会員に送られて来ます。
今回は定款改定が議題として提案される見通しがあり、奈臨技でまとめて回収し日臨技に送付します。
議決権を委任される場合は委任者を「今田周二」でお願い致します。議決権行使書は施設でまとめて各地区担当理事に提出して下さい。提出期限は、後日連絡致します。
北部地区担当 山下 貴哉 市立奈良病院
中部地区担当 中森 隆志 田北病院
南部地区担当 野村 真  済生会中和病院






**奈臨技 ボウリング同好会よりお知らせ**



2月20日(金)の予定を変更させていただきました。

お申し込みしていただいた会員の方にはご迷惑おかけしました。
たくさんのご参加お待ちしております。

身体を動かしてリフレッシュしましょう。たくさんのご参加お待ちしております。

開催日 平成27年3月20日 金曜日 
場 所 トドロキボウル (大和郡山市)
参加者 正会員、賛助会員
参加費 1,000円  (シューズ代含む)
申込先 福利厚生部 工藤まで、施設名、氏名、性別を明記の上、メールでお申し込みください
申込先メールアドレス:sfmsp349@yahoo.co.jp
申込期限 3月17日(火曜日)
行 程
19:00 集合
19:15 開会式
19:30 ゲーム開始(2ゲーム)
20:45 表彰式    軽食を用意させていただきます






奈臨技行事予定(3月)



*行事参加されるかたは、当ページにて日程・会場の変更の有無を再度ご確認ください



編集後記

現在、厚生労働省指定で検体採取に関する講習が全国で開催されています。
すでに1月、2月の講習が終了し、3月以降も随時開催予定との事です。
また、各都道府県技師会では「検査説明・相談ができる臨床検査技師育成講習会」と題して講習を進めております。奈良県でも2月に盛況のうちに終了しましたが、次回開催も予定されています。
いずれも検査技師がチーム医療へと参画するための重要なスキルを学べる機会と思われます。奈臨技ニュースにも情報を掲載いたしますので、皆様ふるってご参加下さい。

広報委員一同広報委員




* 奈臨技IT委員会からのお願い *

 奈臨技ホームページを、ご覧頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ心掛けておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、おすすめホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、Tel?F/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

奈臨技IT委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)
(申し訳ありませんが、FAXか電子メールにてお願い申し上げます) 
FAX 0743-63-5611    e-mail:: info@naraamt.or.jp



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