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 奈臨技ニュース
平成28年 11月号
第270号 2016年 11月 1日
 



平成28年 第32回「緒方富雄賞」おめでとうございます


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 天理医療大学医療学部臨床検査学科 准教授 小松 方 会員が、平成28年 第32回「緒方富雄賞」を受賞されます。
贈呈式は、平成28年11月27日(日) に東京の学士会館にて行われます。

 受賞理由は、「臨床微生物学領域、特に細菌感染症の迅速診断法の開発、ならびに抗菌薬感受性検査の報告方法に
pharmacokinetics/pharmacodynamics理論を使用した検査システムを開発し、国内ではじめて臨床検査に導入し
報告書として表した。現在は質量分析(MALDI-TOF MS)を用いた感染症迅速診断および抗菌薬耐性菌の検出法の
開発に従事している。」です。

 受賞おめでとうございます。これからのますますのご活躍,期待しております。

(奈良県臨床検査技師会 事務局)




日本臨床検査自動化学会第48回大会に参加して



天理よろづ相談所病院 倉村 英二

日本臨床検査自動化学会第48回大会は、パシフィコ横浜の会議センターにて9月22日(木)、23日(金)、24日(土)の3日間、開催されました。私はここ数年、自動化学会に参加させていただいてますが、今大会は初日が祝日であったため、初日から一般演題やランチョンセミナー、シンポジウムが企画されており、例年より余裕のあるプログラム内容であったと思いました。

48回大会では康 東天大会長(九州大学大学院医学研究院臨床検査)のもと、『検査の現場から、そして検査の現場へ』をメインテーマとして開催されました。本学会は臨床検査現場のニーズの解決を問題意識とするところから始まり、検査の現場のニーズから臨床検査の発展へつなげるという原点・使命、そのことに改めて思いを寄せて本大会のテーマが選ばれたそうです。そのテーマに沿い、メモリアル講演では『臨床検査自動化の過去・現在・未来:高知から世界へ』というタイトルで自動化の歴史、さらにシンポジウム、教育講演では日常検査の現場でよく遭遇する役立つ内容となっており勉強になりました。

 展示ホールでは例年同様にJACLaSによる日本最大の臨床検査機器展示会が開催されていました。本学会の展示会場は最新の検査機器、試薬、システムを実際に見ることができるので情報収集の場として活用出来ます。展示会場は広く、一通り見学するのにもかなりの時間がかかり疲れますが、粗品もたくさんいただくことができるので毎年楽しみにしております。

 個人的には科学技術セミナーに参加し、精度管理や保守点検、イオン選択電極の原理や特徴、自動分析装置の原理や計算方法を見直すいい機会になりました。また、モーニングセミナーでは検査のピットフォールをテーマとして朝8時から開催されました。私の頭はまだ眠っていましたが大変いい勉強になりました。これからも本学会に参加できるように日々精進していきたいと思います。






【平成28年度全国検査と健康展 中央会場】開催のお知らせ



奈良県臨床検査技師会では、例年、奈良県民を対象に、公開講演会(検査体験コーナー併設)を年1回開催しておりますが、今年度は、日本臨床衛生検査技師会と共催で、「全国検査と健康展 中央会場」の担当県技師会(昨年は広島、一昨年は長崎)としての開催となります。

今年度は規模を拡大して開催いたしますので、奈臨技会員のみなさまにも、ご協力をお願いできましたら幸いです。

開催日 平成28年11月 12日(土)10時より
場所 なら100年会館
講演1 「がんと遺伝子検査」
登 勉 先生(三重大学臨床検査医学講座教授 臨床検査専門医会会長)
講演2 「タニタ健康セミナー 〜タニタ食堂に学ぶ500kcalまんぷく定食のコツ〜」
株式会社タニタヘルスリンク 管理栄養士(タニタヘルスリンク)
検査体験コーナー 自己血糖・血管年齢・体脂肪・末梢血管モニタリング・血圧測定・骨密度・脳年齢・下肢静脈瘤(エコノミークラス検診)・パルスオキシメーター・ストレスチェック・弾性ストッキング指導ほか
お問い合わせ 奈良総合医療センター 高木豊雅 TEL 0742-46-6001(2392)

検査展、献血、臨床検査紹介コーナー、検査医による相談コーナー、宅配食(ヨシケイ・ナラ他)展示も併設開催予定


秋の主な奈臨技行事
ふれあいいきいき祭
10月16日(日)/橿原万葉ホール
全国「検査と健康展」
11月12日(土)/なら100年会館
皆さまの参加お待ちしています。





一般社団法人 奈良県臨床検査技師会 新入・一般会員研修会



テ ー マ: 「明日から活かせるコーチング」

講  師: フランクリン・コヴィージャパン(株)特別プログラム 認定講師 (財)生涯学習開発 財団認定コーチ  鈴木 孝 先生

日  時: 平成28年11月12日(土)15時20分〜16時20分 予定  (全国「検査と健康展」講演会 終了後)

会  場: なら100年会館 大ホール

問合せ先: 組織法規部長 中田 恵美子(奈良県総合医療センター)Tel 0742−46−6001(6270)





生涯教育研修会のお知らせ


心電図症例検討会〔専門-20〕

講師:森嶋 良一 会員(県立医科大学附属病院)

日時:平成28年11月11日(金)18時30分〜20時00分
会場:県立医科大学附属病院 中央臨床検査部技局(スキルスラボ棟4階)

担当:機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会費:無料(非会員:500円)

【要旨】
心電図の症例検討会を行います。
心電図を判読する上でのチェックポイントをわかりやすく説明していただきます。
日頃お困りの症例などをお持ちの方は、10月31日までにお知らせいただくと当日解説いただけるかと思います。
ご参加よろしくお願いいたします。

【問い合わせ先】
山中 雅美(南奈良総合医療センター) Tel:0747-54-5000 (1082)
e-mail  yamanaka_msm@yahoo.co.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)



超音波実技講習会(心臓・腹部)〔専門-20〕

講師:桑野 和代 会員 松下 陽子 会員 ほか(天理よろづ相談所病院)

日時:平成28年11月19日(土)14時00分〜17時00分
会場:天理よろづ相談所病院 東病棟1階 (生体検査室) 

担当:画像検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会費:無料(非会員:500円)

【要旨】
超音波実技講習会を開催します。
領域は心臓と腹部で、講習は並行して進めますので心臓または腹部のいずれかのみの受講が可能です。
講習内容は基礎的な講義と簡単な実技を主とする入門的なものです.

【定員】心臓は初級者(基本画像の評価)6名、腹部は10名とします.
【申込期間】平成28年10月12日から11月11日

【申込要領】e-mailによる申し込みとします。1メールにつき1名とし、1.タイトル「心臓(または腹部)超音波実技講習会受講希望」2.会員番号 3.氏名 4.施設名 5.希望内容および経験年数を記載して、cp-pu@tenriyorozu.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)まで申し込んでください。お申し込み後、1週間経っても確認の返信がない場合は電話にてご連絡をお願いいたします。定員になり次第締め切ります. なお,多くの施設の方に受講して頂きたく思いますので,複数名の参加希望の施設には調整していただく場合もありますことをご承知ください.

【問い合わせ先】
廣田 貴代(天理よろづ相談所病院) Tel:0743-63-5611 (3136)
e-mail  cp-pu@tenriyorozu.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)



脂質関連項目の最近の話題について〔専門-20〕

講師:西岡 達央 氏(協和メデックス株式会社 営業支援部 学術生化G)

日時:平成28年11月22日(火)18時30分〜20時00分
会場:県立医科大学附属病院 中央臨床検査部技局(スキルスラボ棟4階) 

担当:臨床化学検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会費:無料(非会員:500円)

【要旨】
最新の脂質関連項目について協和メデックス学術員に講演していただきます。
主な内容は、
1)2017年版動脈硬化性疾患予防ガイドライン改訂について。
2)海外脂質治療の考え方(Fire and Forget)について。
3)新規薬剤 抗PCSK9抗体剤とLp(a)について
などです。多数の参加お待ちしております
共催:協和メデックス株式会社

【問い合わせ先】
倉田 主税(県立医科大学附属病院) Tel:0744-22-3051 (1225)
e-mail  ckurata@naramed-u.ac.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)



超音波定期勉強会6「右心系の心腔計測とドプラ計測について」〔専門-20〕

講師:松谷 勇人 会員(天理よろづ相談所病院)

日時:平成28年11月30日(水)18時30分〜20時00分
会場:天理よろづ相談所病院 外来棟5階中会議室 

担当:画像検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会費:無料(非会員:500円)

【要旨】
前回から引き続いて、基本的な計測の仕方について勉強会を行います。
今回は、右心系を中心に心腔計測の仕方と評価についてお話して頂きます。
また、症例などありましたら、DVD等の資料と一緒にお持ち寄り下さい。

【問い合わせ先】
廣田 貴代(天理よろづ相談所病院) Tel:0743-63-5611 (3136)
e-mail  cp-pu@tenriyorozu.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)



平成28年度奈臨技病理細胞診分野サーベイ検討会〔専門-20〕

講師:坂本 真一 会員 松田 江身子 会員(天理よろづ相談所病院)

日時:平成28年12月8日(木)18時30分〜20時00分
会場:天理よろづ相談所病院 本館南別館3階講義室

担当:病理検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会費:無料(非会員:500円)

【要旨】
平成28年度のサーベイ検討会を病理・細胞診部門合同で行います。参加されました施設の方はご出席ください。

【問い合わせ先】
坂本 真一(天理よろづ相談所病院) Tel:0743-63-5611 (8416)
e-mail  sakamoto@tenriyorozu.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)


 




日本臨床検査医学会・日本臨床検査同学院共催
平成29年(第104回) 二級臨床検査士資格認定試験 試験案内



日本臨床検査医学会,日本臨床検査同学院共催のもとに日本臨床検査医学会制定の認定試験制度により,平成29年(第104回)資格認定試験を東日本・西日本において,下記のごとく実施します。受験者は希望科目を一つ選び申し込むこんでください。1年に1科目の受験です。

1.試験期日  平成29年7月または8月
2.試験会場 東日本・西日本
3.試験科目 (1)微生物学(寄生虫学を含む) (2)病理学 (3)臨床化学 (4)血液学 (5)免疫血清学(6)循環生理学 (7)神経生理学 (8)呼吸生理学
4.受験資格 臨床検査技師国家試験に合格し,既に登録を終えて,臨床検査技師の資格を有する者。

詳細は日本臨床検査同学院ホームページでご確認をお願い致します。



平成29年(第39回) 緊急臨床検査士資格認定試験 試験案内



日本臨床検査医学会,日本臨床検査同学院共催のもとに日本臨床検査医学会制定の認定試験制度により,平成29年(第39回)資格認定試験を東日本・西日本において,下記のごとく実施します。

1.試験期日  平成29年7月または8月の予定  正確な期日はホームページに掲載。
2.試験会場 東日本(東北、関東)・西日本(東海・北陸、近畿、九州) 詳細はホームページ掲載。
*各会場の定員は120人の予定です。1日目は筆記試験と実技記述,2日目は実技試験の予定
3.受験資格 臨床検査技師国家試験に合格し,既に登録を終えて,臨床検査技師の資格を有する者。

詳細は日本臨床検査同学院ホームページでご確認をお願い致します。




日本臨床検査医学会・日本遺伝子分析科学同学院 共催
平成29年(第11回初級・第6回一級) 遺伝子分析科学認定士認定試験 試験案内



遺伝子分析科学認定士制度規則及び施行細則に基づき,平成29年遺伝子分析科学認定士認定試験を下記の要項で実施します。
詳細は日本遺伝子分析科学同学院ホームページでご確認をお願い致します。

1.試験期日  平成29年6月中旬から下旬の2日間を予定 (初級・一級)研修会、筆記・実技試験
2.試験会場  東京大学医学部(予定)
3.定  員 (初級)120名前後
4.受験資格

1)分子生物学関連教科を履修した者,またはそれと同等以上の学歴を有する者。
2)分子生物学関連学科を卒業した者。または卒業見込みの者。
3)一級試験希望者は初級資格者に限る。
*遺伝子分析科学認定士制度施行細則に掲げる条件(50単位)を受験時に満たしていれば,卒業見込みの学生,社会人ともに受験が可能。

5.願書提出期間 平成29年3月14日〜22日の予定
6.願書送付先 郵便番号 101-0054 東京都千代田区神田錦町1-13 宝栄錦町ビル503
日本遺伝子分析科学同学院 試験係

詳細は日本臨床検査同学院ホームページでご確認をお願い致します。

◆ 平成29年更新試験対象者のお知らせ

平成24年合格者 第1回目:初級(MA399〜459)  一級(MAS1〜6)
平成19年合格者 第2回目:初級(MA1〜103) 注)第1回目の更新試験合格者に限ります
* 遺伝子分析科学認定士の更新手続きは5年毎に必要です。

詳細は日本遺伝子分析科学同学院ホームページでご確認をお願い致します。

   





平成28年度 奈良県臨床検査協議会講演会 開催案内

昨年に引き続き奈良県臨床検査協議会事業として第4回の講演会を開催致します。

今回は『慢性腎臓病・糖尿病患者を地域で守る』をテーマとし、近年増加している慢性腎臓病・糖尿病をどうしたら減らすことができるか、現在の奈良県の現状や各分野での取り組みを紹介するとともに、臨床の皆様と身近な問題についても考えてみたいと存じます。
多くの医療関係の方のご参加をお願い致します。本協議会は臨床検査を診療現場に役立つよう協議すること、および臨床検査の標準化を奈良県下に広く浸透させることを目的として、奈良県医師会、奈良県病院協会、日本臨床検査専門医会、日本衛生検査所協会近畿支部、奈良県臨床検査技師会、奈良県が協力して奈良県臨床検査協議会を設立しております。皆様の暖かいご支援、ご協力をお願いします。

【日時】 平成28年11月9日(水)18時00分より21時00分まで 
【会場】 奈良県医師会館  橿原市内膳町5-5-8 TEL 0744-22-8502
【入場無料】 (医療関係者)
【プログラム】 テーマ 慢性腎臓病・糖尿病患者を地域で守る

開会の挨拶 奈良県臨床検査協議会 会長 竹村 恵史 先生
座長 奈良県臨床検査協議会 副会長 山崎 正晴 先生
1.みんなで考える慢性腎臓病・糖尿病 〜腎臓病・糖尿病が専門でない医療スタッフのために〜
地域医療学講座教授(奈良県立医科大学附属病院)赤井 靖宏 先生
2.慢性腎臓病・糖尿病における各分野での取り組み
2-1
慢性腎臓病・糖尿病と検査(院内における臨床検査技師の取り組み)
臨床検査技師:木下 真紀 先生(天理よろづ相談所病院)
2-2
慢性腎臓病・糖尿病予防における運動療法の役割
理学療法士:田中 秀和 先生(奈良県立医科大学附属病院)
2-3
食事療法と慢性腎臓病・糖尿病の予防および治療 
栄養士:寺岡 しおり 先生(奈良県立総合医療センター) 
2-4
奈良県における慢性腎臓病・糖尿病対策 
医師:岡田 定規 先生(奈良県立医科大学糖尿病学講座)
2-5
CKD(慢性腎臓病)教育入院を介した病診連携
医師:丸山 直樹 先生(奈良県総合医療センター腎臓内科)
閉会の挨拶 奈良県臨床検査協議会 副会長 阪井 利幸 先生
【問合せ先】 631-0846 奈良市平松1-30-1 電話 0742-46-6001
地方独立行政法人 奈良県立病院機構 奈良県総合医療センター中央臨床検査部 吉村 豊 
【会場案内】 近鉄大和八木駅下車、徒歩7分
主 催 奈良県臨床検査協議会
協 賛 奈良県医師会 奈良県病院協会 日本衛生検査所協会近畿支部 日本臨床検査専門医会 奈良県臨床検査技師会



奈臨技行事予定(11月)



*行事参加されるかたは、当ページにて日程・会場の変更の有無を再度ご確認ください




編集後記

 朝夕の冷気は日増しに加わり、いよいよ秋も本番となりましたね。 
秋の味覚と言えば柿が代表格ですが、「柿が赤くなると医者が青くなる」という言い伝えがあるのを皆さんご存知でしょうか。実は、柿にはビタミンA、ビタミンC、βカロチン、糖質などの栄養素が豊富に含まれていて、たくさん食べると病気にかからなくなると言われています。つまりこの言い回しは、柿を食べれば皆病気にかからなくなりお医者さんも真っ青になるという意味なのです。
本当にそうなるかどうかは分かりませんが、ありがたく秋の味覚を頂戴し、風邪など引かぬように免疫力を高めておきたいですね。 ・・食べ過ぎにはご注意を!

             広報委員M




* 奈臨技IT委員会からのお願い *

 奈臨技ホームページを、ご覧頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ心掛けておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、おすすめホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、Tel?F/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

奈臨技IT委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)
(申し訳ありませんが、FAXか電子メールにてお願い申し上げます) 
FAX 0743-63-5611    e-mail: info@naraamt.or.com(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)(左記@は全角です。半角の@に変更して送信ください)



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