平成28年11月5日から11月7日にかけて第3回地域ニューリーダー育成研修会に参加させていただきました。この研修会は日臨技の組織活性化および強化事業の一環で、他県との交流を目的とし各県から1名が参加しています。
スタートは宮島会長から人工知能の台頭による第4次産業革命を乗り越えるためには、臨床検査技師がどのように医療に貢献すべきかの熱い思いが語られました。
まず、各県代表参加者が現在抱えている課題を持ちこみ、オフサイトミーティングを行いました。スコラ式オフサイドミーティングとはチームを強化することを目的に行うもので、最初は混沌状態になることを受け入れながらも、じっくり時間をかけとことん話すことにより、参加者のエネルギーが高まり解決すべき当事者を生み、予定調和でない斬新な発想により実行可能な解決策を見いだすという方法です。
さらにその解決策を具体化するための手法であるMTSステップ表を学び、実践し、それぞれの問題解決に向けてのストーリー作成に取り組みました。
その後、各グループで1題の課題に絞りステップ表をブラッシュアップ(企画の磨き上げ)し発表となりました。各参加者が持ち寄った課題も業務改善、組織のあり方、新人教育、チーム医療への参画、各県の技師会運営など様々でしたが、どれも今の検査技師には重要で身近な課題ばかりでした。
連日、課題をこなすために22時まで続くハードワークでしたが、新鮮な体験に充実した3日間でした。
また、グループメンバーと初めてお会いしたとは思えないぐらい忌憚なく議論し合えました。短時間でも真剣に問題に取り組むことで率直な意見を出し合い、それによりお互いの絆を深めあえる大切さも学ばせて頂きました。
グループメンバー以外にも担当理事の方々の臨床検査技師が今後どのようにあるべきかなどご教示いただき目の覚める思いでした。
今後この研修で学ばせて頂いたことを日々の業務に活かせていけるよう研鑽を積みたいと思います。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えて頂きました奈臨技の理事、関係者、ならびに会員の皆様に深謝いたします。