学会実行委員長 奈臨技副会長 薮内 博史
第58回日本臨床衛生検査技師会近畿支部医学検査学会を本年12月1日と2日に開催する運びとなりました。今学会のテーマを公募したところ、「躍進する臨床検査」~さまざまな現場から~ に決定し、現在各担当委員長の方々の下、着々と会の成功に向けて準備が進んでいます。
プログラムに関しては、一般演題、シンポジウム、教育セッション、特別講演、教育講演、ランチョンセミナー、R-CPC等を考えています。会場数は10会場で企業展示もありますが、小さな会場も含まれますので、会場の割り振りに苦労するかと思われます。
今回開催されます会場、奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ は、近畿支部学会としては初めての会場で、メインホールに能の舞台があり、古都奈良にふさわしく、東大寺と春日大社の中ほどに位置し、鹿が芝を食む姿も間近に見られますが、近鉄奈良駅から少し離れており、参加して頂く方々にご不便をお掛けするかと思われます。シャトルバスの運行も考えましたが予算的に厳しいですので、奈良交通バス等を利用して頂くか、晩秋の奈良公園の中を歴史を感じながら歩を進めてお越し頂こうかという事になりました。
また、今回の学会の運営を日本旅行の方にお任せし、抄録集は発行せずWEB対応とする等、初めての試みが多く、今後に向けての試金石となろうかと思われます。
日臨技宮島会長が参議院議員になられて、精力的に活動され、今学会のテーマである「躍進する臨床検査」~さまざまな現場から~ にあるように、現在、臨床検査技師にとって大きな変革時期に来ております。
在宅医療の推進、がんゲノム医療コーディネーター、精度保証施設認証制度のグレードアップ、検査精度管理責任者の資格化等、検査室の中で業務を行うだけでなく、社会、臨床等のさまざまな現場とますます密接に接して行かなければ成りません。
今学会を礎に、奈良(まほろば)の地から全国に向けて、これからの検査技師の在り方を発信できたらと考えます。
少し大袈裟な構想を語ってしまいましたが、何より必要なのは会員皆様の活発な演題発表、実務員としてのご協力です。そして学会成功に向けて奈臨技会員が一丸となって取り組んで行けたらと思います。どうぞ皆様よろしくお願い致します。
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