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スライド9/11

試薬以外にD抗原が弱まる原因として
スライドに示した4つが考えられます
1つ目は、数の問題があげられる。遺伝的にD抗原の質的違いはなく量的な違いで凝集が弱まります。
2つ目は、遺伝子干渉型として、transの位置にある、largeCの発現している場合たいがいにおいてD抗原の発現を、量的に抑制する。この場合も、抗原の質に問題はありません
3つ目は、独立した遺伝子が作用しRhの発現を量的に抑制する。調節型と無形成型があります
4つめはDMosaicsで、Rh(D)抗原の一部が欠損して質的に異常があり正常なD抗原と接すると欠損しているエピトープに対する抗体を作る可能性があり輸血又は妊娠によって抗D抗体の産生が報告されているため臨床的にも重要な血液型です。
モノクローナル抗体の反応によって〜・まで分類されてます。ところがポリクローナルを使うと全て反応するのでこれを分類する事はできません
今回の場合この4番目が一番考えられやすいです

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