公衆衛生研究班

研究班長 

喜多村 昭子  天理医学技術学校

活動目的
 公衆衛生研究班では、検査部門の危機管理、安全管理等の面でより良い環境を目指す活動と、感染症や生活習慣病等の疫学を学び、検査部門として市民へ健康増進のために何が提供できるか等研鑚を進めています。

平成13年度活動概要

公衆衛生研究班

喜多村 昭子

 今年度は次の2つのテーマについて、現状を認識し将来展望を共に考察していきたいと考えて

います

1.保健所等行政機関における検査技師の業務の現状と将来展望

  臨床検査技師の活躍の場は病院の検査部門や検査センターで患者という疾患を持った個人を対象とした現場が主でありました。一方、高齢社会に突入し、すでに医師、看鳶婦等による在宅医療、介護制度がスタートをきっています。また、健康保持の重要性がうたわれ住環境や健康への関心が高まってきています。このような中、予防医学の見地から地域住民(健康者)という社会集団を対象とした現場、即ち保健所や衛生研究所等で活躍する検査技師もやっと少しづつ増えてきました。しかし、まだまだ小数で今後さらに技師の目が向けられることを期待しています。

  一方、平成9年に地域保健法が施行されてから約4年が経過しましたが、会衆衛生行政において検査技師を取り巻く状況は年々変化していると考えられます。発展的に変化しているでしようか?そこで、今年度は奈良県のこの分野で活躍している技師の現場での実態をよく知り、間題点はなにか、解決策はどこにあるか、この分野に技師が関心を示す策は何か等学習し、考察していきたいと考えています。

  研修会は次の3回実施する予定です。

   1. 保健所における技師の活躍の実態と将来展望

   2. 衛生研究所における技師の活動の実態と将来展望

   3. 保健所における保健婦の活動の実態


2.話題となっている感染症の動向

  昨年に引き続き、恒例の「話題となっている感染症」の原因、症状、予防法、国内の動向等について学んでいきたいと考えています。また、奈良県で一昨年から始められた「感染症動向調査」の結果についても、今後研修会で定期的に学習していきたいと考えています。

   研修会は2〜3回実施する予定

   1. 平成12年度感染症動向調査結果から

   2. 感染症が発症したときの受け入れ体制は?

   3. その他


今後も公衆衛生行政の中に検査技師が必要とされ続けるか否か共に学習し、考えていきたいと考えています。班員だけでなく広く会員の方のご参加を期待しています。

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