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生涯教育研修マニュアル改訂にあたって

生涯教育制度は、1960年代半ば国連教育科学文化機関(ユネスコ)において永続(永久)教育として最初に提唱され、これを契機に世界各国で生涯教育研修制度として発展してきました。

日臨技・生涯教育研修制度では、一般教育研修課程と専門教育研修課程が準備されており、一般教育研修課程は点数制、専門教育研修課程は単位制でそれぞれに定められたカリキュラムを基に企画されております。

近年、医学・医療の発展とともに医療情報の質・量ともに著しく拡大し、臨床検査の業務範囲も多様化してきております。このような状況下の中で我々検査技師がチーム医療の一員として、またより安全で良質の医療を提供する者として、生涯にわたり学習することが重要となります。

生涯教育研修制度は、会員皆様が医療の一翼を担うものとして生涯学習に努め、医療の資質向上に努めることを組織的に援助するものであります。この制度をより多くの会員皆様に活用していただくために、本年度も生涯教育研修委員会を設置し、奈臨技・生涯教育研修マニュアルを作成する運びとなりました。

なお、平成17年度日臨技・生涯教育研修制度の専門教育研修課程につきましては、今後、認定制度との関連、専門教育研修課程への申込者が減少傾向にあることから見直しが実施されております。現在、本課程を履修中の会員については新課程が構築された際に対応措置をとる事となっております。内容が決定次第、お知らせいたします。

生涯教育研修に関するご相談、ご意見につきましては、「奈臨技・生涯教育研修委員会」にご連絡ください。

「日臨技・生涯教育研修制度ガイドライン」は会誌「医学検査」平成14年6月号/Vol.52,No.6に案内されておりますので参照ください。

最後に、生涯教育研修委員の皆様のご努力に感謝申し上げます。

平成17年5月
会 長  増 谷 喬 之