生理検査画像分野 「超音波勉強会」症例検討会(23/26)
|
左上腹部の超音波画像では拡張した腸管を認め、イレウスを疑います。 原因を検索するために腸管の走行を連続して描出していくと、大動脈の右側に60mm大以下の低エコー結節を連続して数個認め、リンパ節腫大を疑いました。 腸管の明らかな壁肥厚は認めず、超音波診断は「イレウス、大動脈周囲リンパ節腫大」としましたが、リンパ節腫大の原因はつかめませんでした。 その後、詳しく問診をしたところ、長期入院の既往があるとのこと、疾患を本国に問い合わせると結核の診断であり、ツベルクリン反応が強陽性でした。 結核性リンパ節腫大によるイレウスとの診断で、症状が軽快し次第自国にて治療されることとなりました。 |
||
.
|
||
前のスライドへ |
23/26
|
.