奈臨技ニュース
第116号 2004年 1月 1日 |
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会 長 山 名 正 夫
_新年明けまして、おめでとうございます。会員の皆様には良いお年をお迎えのことと存じます。
_2003年も引き続き厳しい年でありましたが、皆様にはそれぞれの職場で、それぞれの立場で前向きの意識をもって苦難を乗り越えられ医療の提供ならびに県民の健康維持、増進にご努力を戴いていることに敬意を表しますとともに感謝を申し上げます。
_また、厳しい状況下、日ごろから会の活動に関してご苦労いただいている理事、各種委員等の方々に御礼申し上げますとともに、各種企画、行事に多くの会員の参加をいただき、このことが会の活性の原動力となっており重ねて感謝と御礼を申し上げます。
_さて、年頭にあたり、会員の皆様にお願いと報告です。
_2004年に開催される「第44回近畿医学検査学会」は、当会の開催担当となります。2003年7月に準備委員会から移行した「第44回近畿医学検査学会実行委員会」の第1回目を開催し、既に3回の開催、検討を重ね開催日、会場等の概要を次ぎのごとく決定し、特別企画のシンポジューム、カンファレンス等の内容も討議を終了しております。
学会メインテーマ: 「診療と健康の一翼を担う臨床検査」
学会開催日 : 2004年10月16日〜17日
開催会場 : 橿原万葉ホール(橿原市)
_今後、更に詳細の検討や学会当日の運営等多くの人手が必要となります。これらに会員の皆様のご協力をお願いします。
_会の活動の維持継続は、次ぎの三つが基本となります。
(1)それぞれの職場で業務に精励されること
(2)会の行事に参加されること
(3)更には、会の活動企画に参画されること
_当会では、これまで(3)の委員や理事としての企画参加に際しての事故に対しての保証制度は持っておりませんでしたが、新年度は学会を担当することや、平成14年度総会において会費の値上げが承認され、平成16年度からこの値上げ額による執行が可能となりましたので、これを機に、制度を立ち上げたいと検討をはじめました。出来れば(2)の行事参加者も含め処置したいと考えております。
_保証は「行動中の自己のトラブルに対する保証」と「行動に伴う対象トラブルに対する賠償」に分かれますが、予算等も勘案し必要最低限の仕組みは作り上げたいと考えております。本来、この件は総会に提示しその後の実施が望ましいわけでありますが、保険制度は年度区切りからの実施が適切との判断から理事会決済により決定し、平成16年4月から適用したいと考えております。詳細は決定次第皆様にお伝え致します。
_医療は厳しい状況、いわば停滞期が続くと思われます。停滞期を抜け出すには若い力が、更には、会員の多くを占める女性の力が必要です。平成16年度は役員改選が行われます。これらの方々の奮起を望みます。
平成15年度
奈臨技公開講演会のお知らせ
アレルギ−と日常生活
「花粉症のおはなし」
講 師 : 金田 宏和 先生(奈良県立医科大学付属病院耳鼻咽喉科)
日 時 : 平成16年2月21日(土)午後2時より
会 場 : やまと郡山城ホ−ル・小ホ−ル(大和郡山市)
※午後1時より血圧測定、体脂肪測定、技師会紹介ビデオの放映を行います。
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今年度は輸血医療・輸血検査に関するリスクマネ−ジメント研修会を開催させていただきます。
テ−マ : 輸血検査・医療の現状と問題点
講 師 : 藤 村 吉 博 先生(奈良県立医科大学附属病院 輸血部教授)
日 時 : 平成16年3月6日(土)午後3時より
会 場 : 奈良県社会福祉総合センタ−(近鉄畝傍御陵駅前)
医療の安全性に対する社会的関心がますます高まるなかで、輸血に関するインシデント報告は依然として少なくなっていない状況です。そこで、輸血医療・輸血検査の現状と問題点と題し、平成15年度の奈臨技・新人研修、一般研修会を開催いたします。
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平成15年7月1日付けで臨薬協の「体外診断用医薬品プロモ−ションコ−ド」の規約について、日臨技より各都道府県技師会長宛に通達されました。これに伴い平成15年度奈臨技・組織法規部活動の一環として「社団法人日本臨床衛生検査学会倫理要綱」に係わる申し合わせ事項および「体外診断用医薬品プロモ−ションコ−ド」規約の解釈について臨薬協会員を講師に招いて、下記の要領において代表者会議を開催させていただきます。
テ−マ : 「体外診断用医薬品プロモ−ションコ−ド」の概要説明とその解釈について
講 師 : (社)日本臨床検査薬協会会員
日 時 : 平成16年2月7日(土)午後3時より
会 場 : 奈良県立医科大学附属病院 臨床大会議室 (医大・病院玄関前)
生涯教育研修会のお知らせ
心臓超音波定期勉強会5
「壁運動評価について」〔 C-10 〕
講 師 : 高橋 秀一 会員 (天理よろづ相談所病院)
日 時 : 平成16年1月29日(木)18時30分〜19時30分
会 場 : 天理よろづ相談所病院 南別館4階会議室
担 当 : 生理機能検査部門 画像検査分野 (生涯教育研修: C−10)
会 費 : 会 員:無 料 非会員:500円
【要旨】今回は開催日が木曜日となっています。お間違いのないようにお願いします。今回は「壁運動評価について」の勉強会です。
今回も「心臓超音波テキスト」(日本超音波学会監修)医歯薬出版を用いて、この内容に沿って進めて行きます。テキストをお持ちの方は持参して下さい。
また、関連する症例のある方はビデオをご持参して下さい。
なお、問い合わせ等は電話又はcp-us@tenriyorozu-hp.or.jp までお知らせ下さい。
【問い合わせ先】 松下 陽子(天理よろづ相談所病院) TEL 0743-63-5611(内線8989)
尿沈渣勉強会(異型細胞について) 〔 C-10 〕
講 師 : 池内 和代 会員 (天理よろづ相談所病院)
日 時 : 平成16年1月30日(金)18時30分〜20時00分 会 場 : 天理よろづ相談所病院 新血液室ホ−ル
担 当 : 形態検査部門 一般検査分野(生涯教育研修:C−10)
会 費 : 会 員:無 料 非会員:500円
【要旨】今回は異型細胞についての勉強会をしたいと思います。多数のご参加をお願いします。
不明な細胞、稀な症例がありましたら、ご紹介下さい。
【問い合わせ先】 吉田 恵三子(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-63-5611(内線8929)
今日的な検査室改革の実例 〔 B-10 〕
講 師 : 友藤 善康 氏 (シスメックス株式会社 総合企画部)
日 時 : 平成16年1月31日(土)15時00分〜17時00分
会 場 : 奈良県立医科大学付属病院 中央臨床検査部 技局
担 当 : 検査総合管理部門 検査管理運営分野(生涯教育研修:C−10) 会 費 : 会 員:無 料 非会員:500円
【要旨】総合管理部門が本年度活動を開始し、4回の勉強会を開催してきました。前回までは医療制度改革、検査室評価、クリティカルパス、チ−ム医療など今の検査室の抱える問題点や課題などを総論的に講演して頂きました。今後は総論的な話だけでなく、実際に検査室が取り組まれている実例などを取り上げていかなければと思います。そこで、第5回目はある大学病院の検査室改革の事例を取り上げ解説して頂きます。どのように目標を立てて取り組み、実行し、そしてその効果は…。是非、ご参加頂き自施設検査室の発展の参考にして頂ければと思います。
【問い合わせ先】 猪木 正允(県立奈良病院)TEL 0742-46-6001(内線2353)
奈臨技コントロ−ルサ−ベイ解析会 「臨床化学」 〔 B-10 〕
講 師 : 嶋田 昌司 会員 (天理よろづ相談所病院)
日 時 : 平成16年2月6日(金)18時30分〜20時00分
会 場 : 天理よろづ相談所病院 南別館4階会議室
担 当 : 生物化学分析検査部門 臨床化学検査分野(生涯教育研修:C−10) 会 費 : 会 員:無 料 非会員:500円
【要旨】遅くなりましたが平成15年度の臨床化学のコントロ−ルサ−ベイ解析会を行いたいと思います。今年は市販管理試料を用いたはじめての試みでした。また、タ−ゲット値も全国平均の値も参考になりいつもと違う解析会となります。是非参加して下さい。
【問い合わせ先】 猪田 猛久(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-63-5611(内線8986)
ホルタ−心電図のすべて 2 〔 C-10 〕
講 師 : 森嶋 良一 会員(奈良県立医科大学附属病院)
日 時 : 平成16年2月21日(土)15時00分〜17時00分
会 場 : 奈良県立医科大学附属病院 臨床医学校舎大会議室
担 当 : 生理機能検査部門 機能検査分野 (生涯教育研修: C−10)
会 費 : 会 員:無 料 非会員:500円
【要旨】症例検討会を行います。実際のホルタ−心電図波形を用いて解析の手順を中心に行いますので、ホルタ−心電図の解析に携わっておられる方はもちろん、心電図の中級講座にあたる内容ですので多くのご参加をお待ちしております。また、当日に用いる症例を募集しています。ル−チンの中で解析が困難であった症例を含め良い症例がありましたら2月10日までにご連絡下さい。
【問い合わせ先】 森嶋 良一(奈良県立医科大学附属病院)TEL 0744-22-3051(内線4221)
腹部超音波実技講習会 〔 C-10 〕
講 師 : 西岡 正彦 会員(大和高田市立病院)、松下 陽子 会員(天理よろづ相談所病院)
日 時 : 平成16年2月21日(土)14時00分〜17時00分
会 場 : 奈良社会保険病院
担 当 : 生理機能検査部門 画像検査分野 (生涯教育研修: C−10)
会 費 : 会 員:無 料 非会員:500円
【要旨】今年度、第2回の「超音波実技講習会」を開催します。上腹部領域検査の基礎的な講義と簡単な実技を主体とした入門的な講習内容です。会場の実習機器の関係から10名とさせていただきます。申し込みは「腹部超音波実技講習受講希望」と書いて、会員番号、氏名、施設連絡先(TEL、FAX)、経験年数および希望内容を明記の上、cp-us@tenriyorozu-hp.or.jp又はFAX番号0743-62-5576までご連絡下さい。申し込み締め切りは2月14日(土)としますが定員になり次第締め切ります。なお、多くの施設の方に受講して頂きたく思いますので、複数の参加希望施設には調整していただく場合もありますことをご承知下さい。
【問い合わせ先】 松下 陽子(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-63-5611(内線8989)
◎奈臨技ニュース12月号の訂正
ホルター心電図のすべて 1 「電極の装着の工夫について」
〔訂正前〕
日時:平成16年1月24日(土)13時00分〜17時00分
会場:奈良県立医科大学附属病院 中央臨床検査部
〔訂正後〕
日時:平成16年1月24日(土)15時00分〜17時00分
会場:奈良県立医科大学 臨床医学校舎 大会議室
【日 時】平成16年3月6日(土)13:00 〜 7日(日)12:00
【場 所】芦原温泉 芦原パストラル青雲閣 (〒910-4103 福井県坂井郡芦原町二面68-1)
【募集人員】100名
【受講料】1泊2日(懇親会込み)20000円 2日参加(懇親会含まず)10000円 1日参加5000円
【申込先】〒916-8515 福井県鯖江市山六町1-2-31 公立丹南病院 検査部 下宮 美智代TEL 0778-51-2260 FAX 0778-52-5260(直通)
【締め切り】平成16年1月30日(金)
近臨技・第8回臨床化学検査研修会のご案内
詳しいご案内はこちらをご参照下さい
今回は、担当が奈良県医学検査技師会 臨床化学検査研究班です。
ぜひ、ご参加ください。
【内 容】
1. 腎疾患について:腎疾患治療と臨床検査の関わり
2. 身近な問題について考える:遠心と採血管と検査デ−タ
3. 卒後教育について
4. 検査室の外における検査技師の活動紹介
5. 多点検量を知る
6. 新しい技術紹介:今後の遺伝子検査
【日 時】平成16年2月28日(土)13:00 〜 29日(日)12:10
【場 所】松下電工ライフデザインセンタ− (〒631-0033 奈良市あやめ池南2-6-39)
【受講料】1日参加 2000円 2日参加 3000円 非会員:日数に関わらず3000円
【宿泊費】9000円(夕、朝食)、宿泊せず夕食のみ3000円
【締め切り】平成16年2月6日(金)
【申し込み・問い合わせ】〒632-8552 天理市三島町200 天理よろづ相談所病院 臨床病理部 猪田 猛久 TEL0743-63-5611(内線8986) FAX:0743-62-2335 e-mail:labo4.1@tenriyorozu.or.jp
会員・施設状況(平成15年11月現在)
〔変 更〕 290278 川北 正和 (国保中央病院→自宅:橿原市)
294301 林田 英子 (旧姓:鳥豆、天理よろづ相談所病院)