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奈臨技ニュース
第128号 2004年 12月 1日 |
新 年 の ご 挨 拶 社団法人 奈良県臨床衛生検査技師会 会長 増 谷 喬 之
新年明けましておめでとうございます。会員の皆様には、お元気で新年をお迎えのことと存じます。
2005年が皆様にとりまして良い年になりますようお祈り申し上げます。
昨年の日本は、豪雨、台風、火山噴火そして地震・・・まるで「自然災害列島」の様相で地震の揺れを感じるたびに「日本列島周辺の火山・地震の活動期に入ったのでは」と、不安に感じるのは私だけではないと思います。 あの未曾有の阪神・淡路大震災から10年を前に、大震災の教訓は生かされているのか !! 私自身の教訓は、遊びにきた孫が怪我しないようにと安全対策グッツと家族6人のために揃えた３日間の食料と飲料水の準備、「備えあれば憂いなし !! 」と自身で納得しております。会員の皆様は如何でしょうか？
さて、近年の医療環境の変貌に対し、皆様はどのような備えをしておられますか。包括医療制度推進そして保険診療と保険外診療を併用する所謂「混合医療」の解禁など、医療環境は目まぐるしく変化をとげております。このような状況においてこそチャンスと捉え、臨床検査が診療と国民のためにどのように貢献するかをプラス指向で検討していただきたい。施設環境が何を求めているのかを迅速にキャッチし、乗り遅れることなくチーム医療の道標になる行動を起こし、診療における自らの役割を認識していただきたい。平成16年12月、近臨技渉法部にチーム医療推進委員会が設置、近畿地区全体で検討される事が決定され、当会からも役員および委員として参画していただくことになっております。
今、チーム医療現場に指導管理業務として参画している薬剤師、管理栄養士は、診療報酬のもとにそれぞれ管理指導料として算定され活動しております。また 糖尿病療養指導、 NST（栄養サポート）、 ICT（感染防御）、 褥瘡対策等は、臨床検査技師の業務範囲として定着してきており、日常業務のなかに積極的に取り入れ 診療報酬算定項目実現に努力することが重要と考えます。 今後、近臨技チーム医療推進委員会の活動情報が入り次第、会員の皆様に情報提供させていただきます。
おわりに、平成16年度奈臨技各部局事業計画案は、会員各位のご協力により順調に進んでおります。
今年度の大きな事業でありました 第44回近畿医学検査学会は、多くの会員施設ならびに会員皆様の総力により、1300名を超える参加者を得まして、無事成功のうちに終了させていただきました。
奈臨技組織活動につきましては、一人でも多くの会員皆様の参加が重要であり、お世話させていただいいております各学術分野委員ならびに奈臨技役員の励みになるものと思っておりますので、今後ともよろしくご協力をお願い申し上げます。
テ−マ ：クリニカルパスとナレッジ・メディスン _ 日 時 ： 平成17年3月5日（土）14時00分〜16時30分 会 場 ： 奈良県社会福祉センタ−（近鉄畝傍御陵駅前） 講 師 ： 国立病院機構 南和歌山医療センタ− 名誉院長 森脇 要 先生
平成17年度奈臨技総会・
第22回奈良県医学検査学会のお知らせ
日 時 ： 平成17年4月17日（日） 場 所 ： 奈良県社会福祉センタ−（近鉄畝傍御陵駅前）
奈臨技コントロ−ルサ−ベイ検討会「臨床化学」 〔 A-10 〕
講 師 ： 嶋田 昌司 会員（天理よろづ相談所病院）、他
日 時 ： 平成17年1月21日（金）18時30分〜20時00分
会 場 ： 天理よろづ相談所病院 南別館4階会議室
担 当 ： 生物化学分析検査部門 臨床化学検査分野 （生涯教育研修： A−10）
会 費 ： 会 員：無 料 非会員：500円
【要旨】平成16年度の臨床化学コントロ−ルサ−ベイの解析会を開催します。昨年の反省も踏まえ、わかりやすい内容にしたいと思います。皆さんの参加を待っています。
【問い合わせ先】 猪田 猛久（天理よろづ相談所病院） TEL 0743-63-5611（内線8986）
脳神経定期勉強会 3 〔 C-10 〕
講 師 ： 原田 譲 会員 （天理よろづ相談所病院）
日 時 ： 平成17年2月18日（金）18時30分〜19時30分
会 場 ： 天理よろづ相談所病院 2階神経機能検査室
担 当 ： 生理機能検査部門 神経検査分野 （生涯教育研修： C−10）
会 費 ： 会 員：無 料 非会員：500円
【要旨】今回の脳神経定期勉強会は発作時の脳波像についての勉強会を予定しています。多数ご参加下さい。
【問い合わせ先】 小林 昌弘 （天理よろづ相談所病院）TEL 0743-63-5611（内線8624）
腹部超音波定期勉強会 5「深部静脈血栓症の超音波診断について」〔 C-10 〕
講 師 ： 西岡 正彦 会員 （大和高田市立病院）
日 時 ： 平成17年2月22日（火）18時30分〜19時30分
会 場 ： 奈良社会保険病院
担 当 ： 生理機能検査部門 画像検査分野 （生涯教育研修： C−10）
会 費 ： 会 員：無 料 非会員：500円
【要旨】今回は火曜日の開催です。また、会場近辺の駐車場に限りがありますので、できるだけ公共機関のご利用をお願いいたします。昨年に引き続き、深部静脈血栓症の超音波診断についての勉強会を実施します。今回は、昨年秋に発刊された超音波医学会誌（Jpn J Med Ultrasonics Vol.31 No.5:J337-J346）を参考にお話して頂く予定です。問い合わせ、症例のある方は、cp-us@tenriyorozu-hp.or.jp 、又は電話で松下までお知らせ下さい。
【問い合わせ先】 松下 陽子 （天理よろづ相談所病院）TEL 0743-63-5611（内線8989）
ホルタ−心電図のすべて 〔 C-10 〕
講 師 ： 森嶋 良一 会員 （奈良県立医科大学附属病院）
日 時 ： 平成17年2月26日（土）15時00分〜17時00分
会 場 ： 奈良県立医科大学 臨床医学校舎大会議室
担 当 ： 生理機能検査部門 機能検査分野 （生涯教育研修： C−10）
会 費 ： 会 員：無 料 非会員：500円
【要旨】前回に引き続き、2回目のホルタ−心電図のすべてを開催します。ホルタ−心電図では、不整脈の診断の他にも心筋虚血の有無、その重症度、治療の効果を判断したりしますが、今回はホルタ−心電図から見た「虚血」に焦点をあてて講義をして頂きます。
日常の検査で分からない症例や波形がありましたら当日持ってきていただくか事前に送って頂ければ整理した上で解説させて頂きます。
【問い合わせ先】 吉田 和弘 （済生会奈良病院）TEL 0742-36-1881（内線334）
毎年恒例の血清検査一泊研修会が兵庫県で実施されます。今回はサイレントＨＢＶや自己免疫疾患にスポットをあてて開かれます。多数のご参加をお待ちしています。
〔 テーマ 〕 変貌する感染免疫検査 〔 日 時 〕 平成17年3月５日（土）13：00 〜６日（日）12：00 〔 場 所 〕 ホテル「ホップイン」アミング
（〒661−0976兵庫県尼崎市潮江１丁目４番１号）〔募集人員〕 100名 〔受 講 料〕 2日参加：８，０００円 1日参加：４，０００円
宿泊費（一泊２食付き）：１１，０００円 懇親会のみ参加費：５，０００円
〔申込方法〕 申込書の必要事項を記入の上、郵便振込兼領収書を添え、FAX又は郵送して下さい。
郵便口座番号 00950−5−136807 口座名義 竹田富男
〔申 込 先〕 〒661-0012 兵庫県尼崎市南塚口町6-8-17 兵庫県立塚口病院
検査・放射線部 竹田 富男 宛 TEL06−6429−5321 FAX 06−6422−7405
〔申込締切〕 平成17年1月31日（月） 〔担 当 者〕 兵庫県臨床衛生検査技師会
研修会 プログラム
第一日目 平成17年３月５日（土）
１２：３０ 受付開始 １３：２０ 第一講座「感染症とIＴ」
＿１）電子カルテとは 岩津 聖二（富士通株式会社 営業部） ＿２）感染症と電子カルテ 田中 久晴（済生会和歌山病院臨床検査科） ＿３）電子カルテの導入 加藤 幸久（福井赤十字病院 検査部） １４：４５ 第二講座「ＨＢの変異（サイレントＨＢＶ感染）」
＿藤野 達也（独法国立病院機構九州医療センター肝臓病センター 臨床検査部）
１６：００ 第三講座「鳥インフルエンザについて」
＿奥野 良信（大阪府立公衆衛生研究所 感染部）
１８：００〜 夕食会 ２０：００ ナイトセミナー『 ビールの教室 』
＿鈴木 秀明（キリンビール株式会社営業部）第二日目 平成17年３月６日（日）
９：００ 「精度管理報告について」
＿河野 久 （天理よろづ相談所病院 臨床病理部）
９：３０ 第四講座「リウマチ性疾患における検査法の進歩」
＿酒井 寛 （独立行政法人国立病院機構和歌山病院 研究検査科）
１０：４５ 第五講座「甲状腺疾患と検査について」
＿森田 新二 （医療法人神甲会 隈病院 検査科）
１２：００ 閉会式
〔連絡先〕TEL 0745-32-0505（内線2242） 県立三室病院 山口 正悟（免疫検査・ウイルス分野）