平成26年12月13日に東京工科大学にて認定臨床化学・免疫化学精度保証管理技師の第1回目の認定試験がありました。
私はこのような試験を受験するのは久しぶりで、しかも第1回ということでもちろん過去の出題問題もなく、どのような問題がでるのか不安で少し緊張していたように思います。
試験当日は9時30分から受付ということで5時頃に家(天理)を出発しなくてはならず前日はだいぶ早く就寝したように思います。さて、認定試験についてご紹介させていただきますので皆様ぜひ受験してください。
まず認定試験の受験条件ですが以下の6項目がありました。
1)日本臨床衛生検査技師会の会員であること
2)日本臨床化学会の会員であること
3)日臨技生涯教育研修制度を修了していること
4)臨床化学・免疫化学の実務経験が通算5年以上あること
5)日臨技もしくは臨床化学会主催の「認定指定講習会」を受講していること
6)受験資格に必要な50単位を取得していること
今年も昨年同様に2回の「認定指定講習会」が開催予定です。第1回指定講習会は11月1日(日)に大阪大学 コンベンションセンター(第55回日本臨床化学会年次学術集会)、第2回指定講習会は11月7日(日)に一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会 会館で開催されます。
次に試験問題についてですが、「臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師制度カリキュラム」より出題とのことで、範囲は広いように思います。しかし、試験問題は以下の3つのテキスト内容からの出題となるため比較的勉強はやりやすかったです。
1)勧告法総集編(日本臨床化学会編)
2)臨床検査精度保証教本(日臨技)
3)臨床検査学講座 検査管理総論 第4版(医歯薬出版)
実際の筆記試験はこのテキストからマークシート形式(2時間)で出題されていました。久しぶりの試験で疲れましたが、午前中はこの筆記試験だけでした。午後からはパソコン持参で受講必須のバリデーション講習会(講義30 分、実習90 分)がありました。実際に日本臨床化学会のバリデーション算出用プログラムを用いてソフトの使用方法の説明がありました。このソフトを使用するだけでも価値はあると思います。
昨年の受験者は92名で第1回目の合格率はなんと100%でした。とりあえず全員合格して安心しています。第2回の認定試験は平成27年12月12日(土)に東京工科大学であります。受験の条件については比較的容易であり、実務経験が5年以上あれば特に問題がありません。しかも今年は大阪で指定講習会があるため近畿の方には受験しやすいチャンスと思いますので、迷われている方はぜひ受験してください。
追伸)今回からシリーズで、各種認定試験に合格された方に、合格記として試験の内容・勉強の方法等を掲載する予定です。知りたい認定試験について希望があれば広報委員まで連絡ください。