8月号の奈臨技ニュースで、共用基準範囲の概要と、当院での採用方法と内容を簡単に掲載させていただきました。今回は現在の共用基準範囲の採用状況と、今後の動向について掲載させていただきます。その理由として奈臨技では共用基準範囲の採用を勧めているところであり、医療機関の間で患者の検査情報の共有化の推進をさせていただいている事が挙げられます。
平成27年6月現在、以下の大学病院が採用しています。
九州大学病院、宮崎大学医学部附属病院、東京大学医学部附属病院、新潟大学医歯学総合病院、福岡大学病院、久留米大学病院、産業医科大学病院、三重大学医学部附属病院、大分大学医学部附属病院、琉球大学医学部附属病院、岡山大学病院、富山大学病院(CBC、免疫のみ採用)、奈良県立医科大学附属病院、川崎医科大学付属病院。
奈良県では天理よろづ相談所病院が電子カルテ導入時に採用することを検討しています。
国立大学病院での今後の採用状況についてのアンケート結果は以下の通りです
*採用済:18%
*採用することで活動している大学病院:34%
1)本年度中に採用:20% 2)来年度中に採用:9% 3)時期未定だが採用する:5%
*その他:48%( 1)予定なし:14% 2)準備する:9% 3)検討する:25% )