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研究班の構成
研究班長:吉田 恵三子(天理よろづ相談所病院 臨床病理部)
平成13年度活動目標
今年度より片岡さんより班長を引き継ぎました。歳は少々、大きくなりましたが、いつも新しい感覚を取り入れる努力をしています。一般検査は検査の中では大御所で,幼いころ病院で、検査といえば、検尿、検便とレントゲンでした。一般検査を担当するようになって,検尿、検便はスクリーニング検査として、臨床に貢献していると自負していました。しかし、先日,当院の臨床病理部長松尾先生より、「検尿をスクリーニング検査と思って検査しているのか、」と言われました。頭をガーンと打たれたような気がしました。たしかに検査は定性検査が多く、沈渣も標本が保存ができず、細胞も円柱も、あっても、判断する能力がなければ,見えないのと同じで、報告書に記載されません。またあとから見直すことも、できません。その場かぎりで、鏡検する人の力量が検査の質を反映します。その曖昧さに甘えていたのかもしれません。
検査技師の質を高めることはもちろんのこと、定性検査はより定量に近づける努力と、沈渣では細胞のひとつ、ひとつに意義をもたせ、臨床の現場に浸透させ、一般検査を診断を担う検査として、独立させなければならないと考えています。いままでの概念をすて、新しい一般検査を作っていけたらと思っています。
皆様のご協力で一般検査研究班を盛り上げていただきたく、宜しくお願いいたします。
勉強会実施報告
便潜血反応について 2000/9/21
尿沈渣中に見られる悪性異型細胞について 2000/12/16