「DRG/PPSについて」−包括医療費制度と検査−(3/6)
(3)クリテイカル・パス
クリテイカル・パスは看護計画を基盤に医師以下すべての職員が統一した情報を有し、それに基づいた治療からリハビリまでの行為を計画的に行うといった全院をあげての患者ケア体制の手順です。
表3 クリテイカル・パス導入のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
1.院内の業務の統一化と質の均一化 | 1.対象疾患と非対象疾患が共存 |
2.チーム医療の促進 | 2.柔軟対応の欠如 |
3.コストの減少 | 3.効率性優先になりがち |
4.在院目数の短縮 | 4.例外への対応能力が強く間われる |
5.入退院管理が容易となり、業務効率が向上 | 5.医療訴訟の恐れ |
6.ケア体制の均質化 | |
7.看護業務の軽減 |