平成20年9月度(第2回)
解答編
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(PDF版は解答のみです。問題編と併せてお使いください)
出題: 藤本一満 会員
問題1. | ランバート・ベーアの法則が成り立つ溶液で、吸光度1.0における透過率は吸光度2.0における透過率の何倍か。 | |||||||||||||||||||
1. | 0.5倍 | |||||||||||||||||||
2. | 2倍 | |||||||||||||||||||
3. | 5倍 | |||||||||||||||||||
4. | 10倍 | |||||||||||||||||||
5. | 20倍 | |||||||||||||||||||
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【問題1】4:ランバート・ベーアの法則を式で表すと、ABS=モル吸光係数×濃度×セル長・・・1式 あるいは ABS=2−logT(透過率%)・・・2式となる。2式から、吸光度が1のときの透過率は10%、2のときが1%となり、10%÷1%は10倍となる。 |
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問題2. |
塩化ナトリウム5.85gを精製水100mL で溶解した食塩水の浸透圧はいくらか。 |
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1.
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100 mOsm/kg | |||||||||||||||||||
2.
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500 mOsm/kg | |||||||||||||||||||
3.
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1000 mOsm/kg | |||||||||||||||||||
4.
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2000 mOsm/kg | |||||||||||||||||||
5.
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5000 mOsm/kg | |||||||||||||||||||
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【問題2】4:NaCL5.85gを100mLで溶解したときのモル濃度は1mol/L=1000mmol/Lとなる。 NaCLは水溶液中では完全解離しているので、Na+およびCL+となり、イオンの数は1000 mmol/L×2=2000 mmolとなる。
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問題3. |
ガラス体積計において受用(うけよう:TC)体積計はどれか。 2つ選べ。 |
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1.
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ホールピペット(transfer pipet) | |||||||||||||||||||
2.
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メスシリンダー(measuring cylinder) | |||||||||||||||||||
3.
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メスフラスコ(volumetric flask) | |||||||||||||||||||
4.
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メスピペット(measuring pipet) | |||||||||||||||||||
5.
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ビュレット(buret) | |||||||||||||||||||
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【問題3】2と3:受用は、乾燥した状態のところに、その目盛まで液体を入れたときに、その収容液の体積が規定の体積を表すもので「TC」と表示。出用は、目盛線まで入れた液体を他 に排出したとき、その排出された液体の体積が規定の体積を表すもので「TD」と表示。 目盛りは20℃の水を測定したときの体積。 |
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問題4. |
被検血清(血糖値100mg/dL)4.5mLにブドウ糖液(500mg/dL)0.5mL添加した後の測定値は144mg/dLであった。回収率はいくらか(%)。 |
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1.
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92 | |||||||||||||||||||
2.
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96 | |||||||||||||||||||
3.
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100 | |||||||||||||||||||
4.
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104 | |||||||||||||||||||
5.
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108 | |||||||||||||||||||
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【問題4】5:回収率=(回収量/添加量)×100%で表せる。添加量は、500mg/dL×0.5/5=50mg/dL。 回収量は、144mg/dL−100mg/dL×4.5/5=54mg/dL。従って、(54mg/dL/50mg/dL) ×100=108%
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問題5. | 下表のようにHbA1cのカットオフ値を5%にしたときの診断感度は何%か。
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1.
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20 | |||||||||||||||||||
2.
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30 | |||||||||||||||||||
3.
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70 | |||||||||||||||||||
4.
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80 | |||||||||||||||||||
5.
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90 | |||||||||||||||||||
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【問題5】4:診断感度は病気の人がどれだけ病気(+)と判定されるのかを表すもので、HbA1cが5% で判別した場合、糖尿病100人のうち80人が(+)と判定され感度は80%となる。一方、特異度は病気でない人が病気でない(−)と判定されるかを表すものであり、この 場合では70%となる。
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問題6. |
トンクスの許容誤差範囲が小さい順番で正しいのはどれか。 |
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1.
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カリウム < ナトリウム < カルシウム | |||||||||||||||||||
2.
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ナトリウム < カリウム < クロール | |||||||||||||||||||
3.
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カルシウム < クロール < カリウム | |||||||||||||||||||
4.
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クロール < カルシウム < ナトリウム | |||||||||||||||||||
5.
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ナトリウム < クロール < カルシウム | |||||||||||||||||||
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【問題6】5:検査データの誤差が、正常値や生理的変動値などを考慮したうえで、どのくらいまで 許容できるかという数値。Tonks許容誤差範囲=±((正常値上限−正常値下限)× 1/ 4)/(正常範囲の中間値)×100%。注意:カリウムは数値が小さいために、計算上、 比較的大きな誤差範囲となる。尚、10%以上のものは10%を限界とする。
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問題7. |
ブドウ糖(C6H12O6)126mg/dLは何mmol/Lか。 |
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解答.
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値を記入してください | |||||||||||||||||||
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【問題7】7mmol/L:ブドウ糖(C6H12O6)126mg/dL=1260 mg/L=1.26g /L。分子量は180である ので、1.26÷180=0.007mol/L=7mmol/Lとなる。
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問題8. |
Friedwaldの計算式にてLDL-C値mg/dLを求めよ。T-CHO値を300mg/dL、TG値を300mg/dL、HDL-C値を80mg/dLとする。(解答例なし) |
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解答.
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値を記入してください | |||||||||||||||||||
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【問題8】160mg/dL:Friedwaldの計算LDL式=総コレステロール値−HDLコレステロール値−TG値/ 5である。よって、300mg/dL−中80mg/dL−300mg/dL/5=160mg/dL。尚、TG値/5はVLDL 中のコレステロール値を表している。
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問題9. |
紫外部吸収法(JSCC準拠法)によるAST活性測定試薬中に含まれないのはどれか。 |
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1. | グルタミン酸 | |||||||||||||||||||
2. | 還元型NAD | |||||||||||||||||||
3. | 2-オキソグルタル酸 | |||||||||||||||||||
4. | リンゴ酸脱水素酵素 | |||||||||||||||||||
5. | アスパラギン酸 | |||||||||||||||||||
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【問題9】1:紫外部吸収法(JSCC準拠法)によるASTの第一試薬中には、還元型NAD(NADH)、リンゴ酸脱水素酵素、乳酸脱水素酵素、アスパラギン酸、第二試薬中には、2-オキソグルタル酸(従来 のαケトグルタル酸)。何故、乳酸脱水素酵素が含まれているか考えてみましょう。 |
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問題10. |
逆反応を利用したJSCC準拠法によるクレアチンキナーゼ活性測定において試薬中に含まれないのはどれか。 |
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1. | ADP | |||||||||||||||||||
2. | ヘキソキナーゼ | |||||||||||||||||||
3. | G6PD | |||||||||||||||||||
4. | 酸化型NADP | |||||||||||||||||||
5. | クレアチン | |||||||||||||||||||
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【問題10】5:JSCC準拠法によるCKの第一試薬中には、ADP、ヘキソキナーゼ、G6PD、酸化型NADP の他に、マグネシウム(CKの活性化金属)、N-アセチルシステイン(還元剤)、AMP、グル コース。第二試薬中には、クレアチンリン酸(基質)。何故、AMPが含まれているか考え てみましょう。
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問題11. |
ミトコンドリア由来のアイソザイムを有する酵素はどれか。2つ選べ。 |
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1. | ALP | |||||||||||||||||||
2. | CK | |||||||||||||||||||
3. | 酸性ホスファターゼ ゙ | |||||||||||||||||||
4. | アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ | |||||||||||||||||||
5. | アミラーゼ | |||||||||||||||||||
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【問題11】2と4:CK(骨格筋、心筋、脳由来)、AST(細胞質由来)はミトコンドリア由来酵素もあり、これらが血中で検出できる事は、組織のダメージが大きいことが予測される。
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問題12. |
クレアチン合成の材料となっていないアミノ酸はどれか。2つ選べ。 |
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1. | バリン | |||||||||||||||||||
2. | グリシン | |||||||||||||||||||
3. | アルギニン | |||||||||||||||||||
4. | メチオニン | |||||||||||||||||||
5. | トリプトファン | |||||||||||||||||||
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【問題12】1と5:クレアチンは腎臓でグリシンとアルギニンを材料とし、グリシンアミジノトラ ンスフェラーゼによりグアニド酢酸を合成し、肝臓でメチオニンを材料とし、グアニジノ 酢酸メチルトランスフェラーゼによりクレアチンを生成。クレアチンは筋肉でCKの働き でクレアチンリン酸の形で保存され、エネルギーがいる場合にクレアチンに分解され、非 酵素的に脱水されクレアチニンになり血中から尿中に排泄される。
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問題13. |
動脈血血液 カ ゙ スを測定したところ、pCO2:80mmHg、HCO3−:27mmol/Lであった。動脈血pHはいくらか。ヘンダーソン・ハッセルベルグの式に従うものとする。 |
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1. | 6.900〜7.000 | |||||||||||||||||||
2. | 7.000〜7.100 | |||||||||||||||||||
3. | 7.100〜7.200 | |||||||||||||||||||
4. | 7.200〜7.300 | |||||||||||||||||||
5. | 7.300〜7.400 | |||||||||||||||||||
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【問題13】3:ヘンダーソン・ハッセルバルクの式は、pH=6.10+log(HCO3/pCO2)であるので、 式に当てはめて計算すれば良い。但し、pCO2は圧の表してあるので モ ルに変換する必要が あります。この場合は、80 mmHg×0.03=2.4mmol/Lとなります。log(27/2.4)=1.05 となり、6.10+1.05でpHは7.15。参考:HCO3は腎臓機能(代謝性)を表し、pCO2は肺 機能(呼吸性)を表している。
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問題14. |
ネフローゼ症候群の病態あるいは副所見のどちらにも入っていないのはどれか。 |
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1. | 頻脈 | |||||||||||||||||||
2. | 浮腫 | |||||||||||||||||||
3. | 高脂血症 | |||||||||||||||||||
4. | 低蛋白血症 | |||||||||||||||||||
5. | 蛋白尿 | |||||||||||||||||||
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【問題14】1:ネフローゼ症候群の代表的所見は、浮腫(低アルブミン血症が原因)、高脂血症(尿 中にアルブミンが排泄され、肝臓での蛋白合成亢進すると同時に、VLDLも合成される。 リポ蛋白は 分子量が大きいため尿中に排泄されないの高値となる)、低蛋白血症(尿 中排泄亢進が原 因)、蛋白尿(尿中排泄亢進が原因)である。
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問題15. |
生化学自動分析装置においては2波長測光が極普通に用いられているが、利点は何か。2つ選べ。 |
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1. | どんなランプ(光源)でも使用できる。 | |||||||||||||||||||
2. | 光量が増すので正確に測定できる。 | |||||||||||||||||||
3. | 光量補正ができる。 | |||||||||||||||||||
4. | 同時に2項目測定できる。 | |||||||||||||||||||
5. | 濁りの影響が軽減できる。 | |||||||||||||||||||
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【問題15】3と5:2波長測光に関しては理解しておく必要あり。光量補正:交流を使用しているた め電圧は100V±5Vの間で波をうってる。1波長では交流の影響をそのまま受けるが、2 波長では主と副波長の吸光度の差であるので影響を末梢できる。濁りの影響軽減:2波長 では主と副波長の吸光度の差であるので、完璧ではないが濁り(混濁)の影響は取れます。
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問題16. |
下図に、項目Aの反応吸収曲線を示した。縦軸は吸光度、横軸は波長(nm)。 |
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主波長nm 副波長nm |
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1. | 420 600 |
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2. | 500 460 | |||||||||||||||||||
3. | 460 540 |
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4. | 500 520 |
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5. | 500 600 |
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【問題16】5:2波長測光で、通常主波長は最大吸収波長付近に設定し、副波長は必ず主波長より長 波長側である程度吸光度が得られる波長に設定します。この場合、主波長500nm、副波 長600nmが適切と思われます。副波長を短波長側に設定すると、ビリルビンや溶血の影響 を受け易くなり2波長効果がなくなります。
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問題17. |
2ポイントアッセイにおいては、液量補正係数にて試料と第一試薬混合時の吸光度を補正します。試料量:10μL、第一試薬量:250μL、第二試薬量90μLのとき、液量補正係数はいくらか。 |
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1. | 0.029 | |||||||||||||||||||
2. | 0.257 | |||||||||||||||||||
3. | 0.714 | |||||||||||||||||||
4. | 0.743 | |||||||||||||||||||
5. | 0.971 | |||||||||||||||||||
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【問題17】4:2ポイントアッセイは、2試薬系で多くの場合採用されているので理解しておくこと が大事 です。液量補正係数とは、試料が第一試薬+第二試薬で希釈された時を基準にし て、第一試薬だけの希釈率に乗じる補正係数のことである。結局、(10/260)×F=(10 /350)となり、Fが液量補正係数となる。 |
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問題18. |
蛋白分画にてM蛋白というピークが見られます。このMとはどんな意味でしょうか。 |
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1. | マルチプル(multiple):多様な | |||||||||||||||||||
2. | モノクローナル(monoclonal):単一性の | |||||||||||||||||||
3. | メガ(mega):100万 | |||||||||||||||||||
4. | マクロ(macro):巨大 | |||||||||||||||||||
5. | ミクロ(micro):極小 | |||||||||||||||||||
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【問題18】2:M蛋白のMとはモノクローナル(monoclonal)の頭文字です。多発性骨髄腫(MM)、悪性リンパ腫(ML)などの血液腫瘍時、γ位に異常ピークとして検出できます。IgG型ではγ位 に多く、IgA型ではβ位の近くに検出されることがあります。肝硬変ではβ-γリンキングが 見られます。
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問題19. |
血清を一晩、冷所保存したところ、血清上層部のみ乳濁していました。どの高脂血症型を疑いますか。 |
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1. | I 型高脂血症 | |||||||||||||||||||
2. | II a型高脂血症 | |||||||||||||||||||
3. | III 型高脂血症 | |||||||||||||||||||
4. | IV 型高脂血症 | |||||||||||||||||||
5. | V 型高脂血症 | |||||||||||||||||||
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【問題19】1:高脂血症型の分類は冷蔵保存後の濁り具合である程度可能です。I型ではCMが増 加するので、冷蔵保存すると上層部が乳濁し下層は透明です。IIaではLDLが増加しま すがサイズが小さい為、上層、下層とも透明です。
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問題20. |
ヘキソキナーゼ/G6PD法によってグルコース測定します。 |
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解答.
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値を記入してください | |||||||||||||||||||
【問題20】2μL:条件は、グルコース180mg/dL=モル変換すると10mmol/L。10mmol/Lグルコース標準液が試薬で希釈された後の吸光度が0.3。このような場合、最初に吸光度0.3はモル 濃度でいくらか求める。NADPHは1000mmol/Lで6300の吸光度なので、0.3の吸光度では 0.0476mmol/Lとなる。結局、次式の試料量を求めることになる。10×試料量/(試料量 +試薬量)=0.0476 mmol/L 試料量は2μLとなる。 この問題は1級レベルである。
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以上で、第2回(設問編)は終了です。おつかれさまでした。
(by 奈良県臨床衛生検査技師会 藤本)