CAVI 測定のポイント(13/24)


ここからは,CAVI検査における実際の問題症例です.
まず,心音が記録できなかった症例です.
各計測値は非常に安定しており,各波形もきれいに記録されています.
しかし,心II音が記録できませんでした.マイクをつけかえて3回再検しましたが同様でした.結果,tbが極端に大きな値となり,CAVIは2.7,2.6と異常な低値となりました.当然,CAVIは評価不可です.
78歳の痩せ型の女性でしたが,こういう場合はどうしようもありません.ここで注意するのは,各データに◎は付いていますが,◎印は再現性のみについての評価で,結果の値を評価するものではありません.
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