CAVI 測定のポイント(9/24)


CAVIの計算に使用される計測値を示します.
各波形の計測値は外部プリンターで出される報告書には書かれませんので,内部レコーダーにより書かれたもので説明します.これも各種ページを記録するかどうかを選択できるようになっていますが,一拍毎計測値を必ず記録されることをお勧めします.

標準レポートにある波形+値ページ(上段)の右側一番上にLの値が出ています.次に結果として出されたCAVI値,つぎに計算に用いた血圧値が表示されています.ここまでは問題ありません.

次の時間T,ここではthaと表示されていますがtbとtbaの平均値を表示しています.
ここではとりこまれた6拍分の平均値で,tbは基本的には右側のR-tbが使用されます.
(ペケは平均計算より除外されています)
ややこしいことですが,R-CAVI,L-CAVIと表示されているのに,ここの各値でCAVIを計算しているわけではないのです.先にTの平均を出して,その平均値と血圧値からCAVIを計算しているわけではありません.

下段の表は一拍毎計測値ページの一部ですが,ここを見てください.CAVI値は,取り込まれた個々の波形よりそれぞれ計算されます.

R-CAVIはR-tbとR-tba,L-CAVIはR-tbとL-tbaから計算され,最終的にその平均値を採用します.ただし著しく外れるものは平均計算より除外されます.

結果的に求められるCAVIがどのデータを使用しているのか非常にわかりにくいことになっています.あえてそうしたのかどうかわかりませんが,利用者としては,簡単明瞭にしてほしいものです.
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