CAVI 測定のポイント(10/24)
以上のことを踏まえて,CAVI計測値の着目点を説明します. 不整脈がなく血圧測定に問題なければ,Ps・Pd・ΔPが著しく変な値にはなりません.またLは身長より計算するか実測値ですのでこれも特に変な値にはなりません. CAVI値に大きく影響するのは時間Tだけで,R-tbとR-tba・L-tbaだけが関係します. つまり, R-tbとR-tba・L-tbaがうまく測定できているかどうかがCAVI値を決定します.ここの数値と×の数に注目してください. Tは分母に入っていますので,Tが大きくなるとCAVI値は小さくなります.CAVIが極端な低値を示す場合は,tbaかtbが極端に大きな値になっているはずです.Tは通常100〜150程度です.
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