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これは,実際の当施設の症例を示しており,骨髄中のPathologic cellの割合について,目視法とFISH法で比較したものである.

 目視法では,初診時の12月に約90%(93.3%)のPathologic cellを認めたものの、1月9日以降は0%である.
 それに対し,FISH法では初診時は目視法と同様に約90%(96.3%)のPathologic cellを認めたが,1月9日にもまだ約30%のPathologic cellを認めている.
 この症例はATRA療法によりPathologic cellを分化誘導したため,形態的には0%でも,FISH法では分化誘導した細胞も、もともと遺伝子レベルでは異常細胞であるため、30%の陽性率を示したと考えられた.
 FISH法では7月16日まで、2〜数%の異常が認められているが,これは、偽陽性の高いPML/RARα Dual Colorプローブを用いていたためである.8月8日からは偽陽性の少ないRARa Dual colorプローブに変えたため、0%となっている.

スライド14/15

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