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奈臨技ニュース
平成20年1月号
第164号 2008年 1月 1日

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年頭にあたって

奈良県臨床衛生検査技師会 会長 倉本 哲央

社団法人奈良県臨床衛生検査技師会の会員の皆様、新春のお慶びを申し上げます。

平素は技師会活動にご参加、協力頂き厚く御礼申し上げます。

平成20年は子年です。ご存じの通り十二支の始まりにあたります。今年は奈臨技の活動にとって、2つの大きな課題に取組んで行く重要な年であると位置づけています。

まず第一点目は臨床検査データの標準化です。平成20年の4月よりメタボリックシンドロームの特定健診が施行されます。これは、臨床検査データの標準化が根本に位置づけられ、標準化が実現しなくては根底が揺らいでしまうものです。技師会として最重要課題と考えています。奈臨技では臨床検査データ標準化委員会を立ち上げ、標準化の推進と会員施設への標準化の進捗状況を木目細かに報告するよう活動計画を立てています。対象項目は、特定健診8項目および標準物質の整備された21項目を含む29項目としています。各施設では、各測定法が標準化測定体系に沿ったものであるか確認することと、精確さを維持することが要求されます。これが徐々に実践できるように皆さんとともに活動していきたいと考えています。会員・施設のご協力をお願いします。

もう一つの課題は奈臨技の公益法人制度化の取り組みであります。

問題点は、1)公益の範囲と公益性の判断、2)公益法人の事業設立許可、3)主務官庁の指導監督、4)公益法人の機関・組織、監査等、5)公益法人に対する税制問題、6)中間法人・営利法人の移行等です。これらの制度が抱える問題を整理、解決しなければなりません。今後、様々な研修会や勉強会を開催して、会員の総意、他府県の動向を見極めながら方向性を定める予定ですので、会員皆様のご理解をお願いします。

臨床検査業界におきましても、少子高齢化による医療費削減、保険点数減額などがことあるごとに伝えられ、臨床検査の縮小の一途をたどるかの如く語られていますが、実際には業務改善に取り組み収益増をもたらしている施設もあります。古きよき時代のように特別な努力をしなくても収益が上り検査室が重宝されることはないでしょうが、臨床検査の必要性とコストを意識した戦略を立てていかなければなりません。過去と現実を直視して未来に向けて検査技師、一人一人がテーマを考えて謙虚な姿勢で臨むことが必要とされています。

本年度は奈臨技の理事役員の改選の年であります。会員数の60%以上は女性の方であり、女性の意見は会を活性化します。また、他府県では若い会員の理事さんが活躍しされているのを見聞きしています。奈臨技にも女性理事さんおよび若い理事さんを迎えたいと思いますので理事への推挙宜しくお願いします。




平成18年度奈臨技公開講演会のお知らせ

「メタボリックシンドロームの診断基準」の目指すところ
糖尿病・心血管疾患のなりたちから地域での予防まで

日 時 平成20年3月2日(日曜日) 午後2時より
会 場 奈良県新公会堂 能楽ホール
講 師 船橋 徹 先生
(大阪大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝内科学 准教授)

*県民のみなさま・会員のみなさまのご参加お待ちしております


奈臨技関連行事のご案内

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< 平成18年度 奈臨技 施設代表者会議 >

開催日時 平成20年2月16日(土曜日) 午後3時より
会 場 奈良県立医科大学 厳橿会館
講 演 「臨床検査室認定について -ISO15189−」
北川 隆 氏(シスメックス株式会社 認証サポート推進室 課長)

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< 奈臨技一般・新人会員研修会 >

開催日時 平成19年3月15日(土)午後
(終了後、平成19年度 第2回 総会を行います)
会 場 奈良県立医科大学『第1臨床講義室』 

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<  平成19年度 第2回 総会 >

開催日時 平成19年3月15日(土)16時〜17時まで
(「奈臨技一般・新人会員研修会」終了後)
会 場 奈良県立医科大学『第1臨床講義室』 




第25回 奈良県医学検査学会のご案内

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期 日
平成20年5月18日(日曜日)
会 場
奈良県立医科大学 厳橿会館
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1.一般演題
公募
2.要望演題
検査研究部門より3題、中部地区より1題
3.シンポジウム
テーマ 『メタボリックについて考える』 (タイトルは仮題)
1) メタボリック症候群の概要
2) 特定健診の動向
3) 日臨技データ共有化事業
4) LDL
4.ランチョンセミナー
テーマ 『データを読む』
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【一般演題申込方法】
申込期日
平成20年3月31日
申込先
平井病院 臨床検査科 今田 周二(〒634-0045 橿原市石川町81)
TEL:0744-27-1071 FAX:0744-27-3609 
E-mail:s.imada@hirai-hp.or.jp (@を半角英字に変更して送付お願いいたします)
【抄録原稿作成方法】

Windows Word、A4サイズ、余白 上30mm、左右14mm、下25mm

タイトル     フォント14ポイント、太字、MSゴシック
発表者氏名、施設 フォント10.5ポイント、MS明朝、本文右上
本文       フォント10.5ポイント、MS明朝、26×36行×2段組

    打ち出し例とフロッピーディスクまたはメールで送付してください




日臨技・近臨技研修会のご案内

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第12回近畿臨床化学検査研修会開催のご案内
《生涯教育 専門-30点、糖尿病療養指導士2群-1単位》
特設ページへ
(こちらをクリックしてください)

第20回近畿臨床検査技師会免疫血清検査研修会のご案内
【テーマ】臓器と語る 〜肝臓〜 臨床検査を予測しよう!
.特設ページへ
(こちらをクリックしてください)

日臨技平成19年度総合管理部門研修会のご案内
名称:21世紀を担う臨床検査技師実践セミナー2007
−チーム医療と経営管理の実践が医療の質に影響を及ぼす−
.特設ページへ
(こちらをクリックしてください)


近臨技チーム医療推進委員会主催研修会のご案内
名称:21世紀を担う臨床検査技師実践セミナー 2007・大阪
− チーム医療と職域拡大に如何に取組むか −
.特設ページへ
(こちらをクリックしてください)

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生涯教育研修会のお知らせ


平成19年度臨床化学サーベイ解析会 〔 基礎-20 〕

講 師 : 嶋田 昌司 会員(天理よろづ相談所病院)他

日 時 : 平成20年1月18日(金)18時30分〜20時00分 
会 場 : 天理よろづ相談所病院 外来棟5階 中会議室

担 当 : 生物化学分析検査分野 臨床化学検査分野 (生涯教育研修:基礎−20)
会 費 : 無料(非会員:500円) 

【要旨】
遅くなりましたが、平成19年度臨床化学サーベイ解析会を行います。今年はデータ共有化(標準化)作業1年目の年で、共有化(標準化)事業としては皆さんへの情報伝達がメインだったように思います。そんな年で奈良県としてはL-スイートロールを正確さ伝達物質として考えていたことは勉強会で伝えました。そのL-スイートロールをサーベイとして使用した今年の奈臨技サーベイはどのような結果だったか興味深いと思います。皆さんの参加をお待ちしております。

【問い合わせ先】 
猪田 猛久(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-63-5611(内線7441)



 呼吸器定期勉強会(5)
−簡易PSG及びPSGレポートと各INDEXの意味−〔 専門-20 〕

講 師 : 千崎 香 会員(天理市立病院)

日 時 : 平成20年1月24日(木)18時30分〜20時00分
会 場 : 天理市立病院 5F大会議室

担 当 : 生理機能検査部門 機能検査分野(生涯教育研修:専門−20)
会 費 : 無料(非会員:500円) 

【要旨】
年度始めに医師による講演会(当院のSAS診療)に始まって、今回で6回のPSG勉強会のうちの第5回目の勉強会になります。結果の報告は施設によって異なりますが、結果の意味を踏まえてINDEXの見方やレポートの仕方を講義していただきます。各会員の参加をお待ちしております。

【問い合わせ先】 
吉田 和弘(済生会奈良病院)TEL 0742-36-1881(内線334)



輸血・移植検査分野 症例検討会  〔 専門-20 〕

講 師 : 未定 

日 時 : 平成20年1月24日(木)18時30分〜19時30分
会 場 : 奈良県立医科大学附属病院 臨床医学校舎大会議室

担 当 : 輸血・移植検査検査部門 輸血・移植検査分野 (生涯教育研修:専門−20)
会 費 : 無料(非会員:500円)

【要旨】
今年度は基礎をテーマに勉強会を企画してまいりました。そのまとめとして症例検討会を実施いたします。今回は2,3症例を予定していますが、ご施設での症例がございましたら、当日受け付けますのでご遠慮なくお持ちください。また日頃の輸血検査に関しての質問等していただいても結構です。是非ご参加ください。

【問い合わせ先】 
藤原 美子(宇陀市立病院)TEL 0745-82-0381(内線100)



心臓超音波定期勉強会5
「症例から学ぶ心エコー(5)-心エコー検査に役立つ身体所見」〔専門-20〕

講 師 : 高橋 秀一 会員(天理よろづ相談所病院) 

日 時 : 平成20年1月29日(火)18時30分〜19時30分
会 場 : 天理よろづ相談所病院 地下会議室

担 当 : 生理機能検査部門 画像検査分野  (生涯教育研修:専門−20 )
会 費 : 無料(非会員:500円)          

【要旨】
「症例から学ぶ心エコー」の5回目です。さまざまな「症例から学ぶ」ためにも各施設からビデオをご持参下さい。テーマとの関連性は問いません。なお、問い合わせ等はcp-us@tenriyorozu-hp.or.jp、電話0743-63-5611 (8989)天理よろづ相談所病院臨床病理部 松下陽子までお知らせ下さい。

【問い合わせ先】 
松下 陽子(天理よろづ相談所病院)TEL0743-63-5611(内線8989)



心電図定期勉強会(11)
−最新の心電図(最近の心電図トピックス)−〔 基礎-20 〕

講 師 : 森嶋 良一 会員 (奈良県立医科大学附属病院)

日 時 : 平成20年2月14日(木)18時30分〜20時00分
会 場 : 奈良県立医科大学附属病院 臨床医学校舎大会議室

担 当 : 生理機能検査部門 機能検査分野 (生涯教育研修:基礎−20)
会 費 : 無料(非会員:500円)

【要旨】
今月の心電図勉強会は、今までの枠とは少し違って、特定の内容を外し心電図関係のトピックスを講義していただきます。新しい内容に関する講義ですので、今までに使っていた教科書には載っていないような事も出てくると思いますが、各会員には新しい心電図の話題に触れていただきたいと考えております。

【問い合わせ先】 
吉田 和弘(済生会奈良病院)TEL 0742-36-1881(内線334)



尿沈渣 実習 〔 専門-20 〕

講 師 : 池内 和代  会員(天理よろづ相談所病院)

日 時 : 平成20年2月22日(金)18時30分〜20時00分
会 場 : 天理よろづ相談所病院 外来棟総合検査室

担 当 : 形態検査部門 一般検査分野  (生涯教育研修:専門−20)
会 費 : 無料(非会員:500円)

【要旨】
1月に続き、尿沈渣の勉強会を行います。珍しい症例、わからない沈渣がありましたら、持参ください。

【問い合わせ先】 
吉田 恵三子(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-63-5611(内線7433)



きれいにとれるシリーズ「誘発筋電図」  〔 専門-20 〕

講 師 : 小林 昌弘 会員(天理よろづ相談所病院)

日 時 : 平成20年2月23日(土)15時00分〜17時00分
会 場 : 天理よろづ相談所病院 本院2階 神経機能検査室

担 当 : 生理機能検査部門 神経検査分野  (生涯教育研修:専門−20 )
会 費 : 無料(非会員:500円)

【要旨】
今年度もきれいにとれるシリーズ誘発筋電図を行います。実技の実施も予定しています。初心者向けの勉強会ですので多数ご参加ください。

【問い合わせ先】 
小林 昌弘(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-65-5611(内線8923)



遺伝子・染色体検査研究分野、血液検査分野合同勉強会
「白血病と遺伝子」〔 専門-20 〕

講 師 : 林 英蔚 先生(天理よろづ相談所病院小児科副部長)岸森 千幸 会員(天理よろづ相談所病院)

日 時 : 平成20年2月29日(金)18時30分〜20時00分
会 場 : 天理よろづ相談所病院 外来棟5階 大会議室

担 当 : 生物化学分析検査部門 遺伝子検査分野  (生涯教育研修:専門−20)
会 費 : 無料(非会員:500円)

【要旨】
今回は、遺伝子・染色体検査研究分野、血液検査分野合同の勉強会です。

1.MDSにおける細胞形態と染色体核型の特徴(臨床病理部 岸森千幸技師)
2.マウスを用いた白血病発症に関する研究:MDSモデルマウスの作成から学ぶ(小児科副部長 林英蔚先生)。
講演内容:
白血病発生にはいくつもの遺伝子変異が必要と考えられており、このメカニズムを解明することで現行の化学療法や移植免疫療法よりも白血病細胞特異的な治療方法の開発が期待されます。私達は二次性骨髄異形成症候群から急性骨髄性白血病に進行した症例で見いだされたNUP98-HOXD13フュージョン遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを作製しました。このマウスがMDSを発症すること、そのMDSが急性白血病に転化することを観察した。このフュージョン遺伝子と協同で白血病発生に寄与する遺伝子変異を含めて解説したいと思います。

【問い合わせ先】 
大峠 和彦(天理よろづ相談所病院)TEL 0743-63-5611(内線7439)



平成19年度奈臨技スキーツアーのご案内
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しめきりが近づいています!

主  催

奈良県臨床衛生検査技師会アウトドアー同好会
名  称
平成19年度奈臨技スキーツアー
期  間
平成20年2月1日(金)〜2月3日(日)
場  所
戸隠スキー場(長野県長野市戸隠)
宿  泊
ロッジぴこ(貸切)
参加資格
原則として奈臨技会員、奈臨技賛助会員であるが家族など広く参加を認める。
保  険
傷害保険に加入します。
参 加 費
20,000円(バス代および宿泊代)
申込期間
平成20年1月20日(ただし、定員になった時点で締切り)
定  員
50名
申込み先
奈臨技アウトドアー同好会 スキー担当:藤本一満
ポスターに記載のメールアドレス先に、所属、氏名、性別および連絡先をお知らせ下さい。(ポスターはこちらです:別窓で開きます
ツアー行程
ポスターに詳しい日程を掲載しております。
ぜひ、ポスターをごらん下さい。

アウトドア同好会作成のポスターは
こちらをクリックしてください
(別窓で開きます.戻る時は画面を閉じてください)



* インターネット・ホームページ運営委員会からのお願い *

 いつも奈臨技ホームページを、ご愛用頂き有り難うございます。当委員会ではコンテンツ充実に、日ごろ努力しておりますが、学術資料の更なる充実を図るため、論文、勉強会資料、推薦論文とその要旨などの投稿をお待ちしております。さらに、学術リンク集の掲載に向け、優良ホームページの調査も行っております。ご協力をお願い致します。

また、奈臨技ホームページの更新状況などをお知らせする、奈臨技メーリングリストサービスも行っております。ご希望の方は、「配信希望」とお書きになり、下記メールアドレスか、TEL/FAXにてお申し込みください(メールアドレスなど個人情報は厳重に管理いたします)。

インターネット・ホームページ運営委員会

連絡先 大林 準 (天理医学研究所)TEL/FAX 0743-62-0525 E-mail: info@naraamt.or.jp



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