これは先ほどの欠点を解消するために開発されたRARa Dual colorプローブを示したものである.
このプローブは17番染色体のRARa領域のみで作られ,正常ではRARa遺伝子がBreakポイントをはさんで赤色と緑色に着色されているため、黄色のシグナル2つに見えるが,転座が起こると,赤色と緑色に切断されるため、それぞれ赤色1個、緑色1個、黄色1個のシグナルに見える.
このプローブの特徴は,17番染色体の転座がある事は解るが,転座相手が15番染色体であるかどうかは解らないことで、しかしながら,偽陽性の少ないプローブである.