会長挨拶
一般社団法人 奈良県臨床検査技師会 会長 森嶋良一
2024年5月の定期総会に於きまして役員改正が行われ2024・2025年度の新役員が承認されましたので、新役員を代表いたしまして就任のご挨拶を申し上げます。
当会の歴史は昭和30年に『奈良県衛生検査技術者会』をして結成され、昭和51年に『奈良県臨床衛生検査技師会』、昭和61年に奈良県知事より社団法人として許可され『社団法人奈良県臨床衛生検査技師会』、平成25年に『奈良県臨床検査技師会』へと移行し、現在では会員数700名を越える技師会となりました。長い歴史をもつ当会の名を汚すことなく、会員の皆様に少しでも喜びを感じながらの活動へと繋がる事業展開をめざし役員一同全力で取り組んでまいる所存でございます。
一般社団法人における職能団体の当会は、活動を通じて会員の臨床検査に対する知識、技術の向上を計ることにより地域における公衆衛生および医療の発展に寄与することを目的として事業を行っております。
近年ではコロナ検査における検体採取・PCR検査などを通じ、臨床検査技師としての職種を多くの地域の皆様に認知いただく事が出来ました。
今後も地域の皆さまに安心・安全で高度な検査情報を提供するとともに、高度化・専門化する医療の現場における健康管理や診断・治療に関わる臨床検査の担い手として努めて参ります。
近年の医療を取り巻く環境の変化に伴い『医師の働き方改革によるタスクシフト・シェア』や『災害医療に対する地域連携』など、臨床検査技師の働き方にも大きな変化がもたらされています。当会としてはこれまでの諸先輩が築き上げてきた臨床検査の知識・技術を継承しつつ、社会の新たなニーズに応じた臨床検査を担っていく次世代の人材育成にも取り組んでいきたいと思っております。
当会発展のため，今後とも地域の皆様や会員の皆様の一層のご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
